赤ちゃんは鼻水が出ることが多いもの。
でも、あまり長く続いたり、呼吸がつらそうだったりするとママも心配になってしまいますよね。

そこでここでは、

  • 赤ちゃんの鼻水のホームケア
  • 病院に行くべき鼻水や症状の基準
  • 小児科と耳鼻科のどちらを選ぶべきか

…といったことを解説します。

適切な対処を行って、赤ちゃんの健康を守ってあげてくださいね。

1. 赤ちゃんの鼻水の原因

赤ちゃんは大人に比べて、日常的に鼻水が出ることが多いですよね。

これは赤ちゃんがもともと、

  • 鼻腔が狭い
    (鼻の高さや鼻の穴の大きさもあまりない)
  • 粘膜が弱い
  • 鼻の機能が未発達

…といったことが理由です。

赤ちゃんの鼻水は気温の変化によるものがほとんどですが、異物・ウイルスなどによって粘膜が刺激されたことで出てくることもあります。

赤ちゃんの鼻水の主な原因には、次のようなものがあります。

赤ちゃんの鼻水の主な原因

・気温の変化

・乾燥

・風邪

・アレルギー(ハウスダスト、花粉症など)

赤ちゃんの鼻水に適切な対処をしないで放っておくと、「中耳炎」や「副鼻腔炎」などといった病気につながってしまう可能性もあります。

部屋や服装をあたたかくしたり、部屋を加湿したりすることで解消できる場合は良いのですが、

  • 鼻水の色が黄色・緑色っぽい
  • 熱や咳もある

などの場合は、病院に連れて行ったほうがいいでしょう。

病院に行くべき基準について、詳しくは「3-1. 病院に行くべき鼻水・症状の基準」を参考にしてみてくださいね。

続いては、赤ちゃんの鼻水のケア方法について解説します。

2. 赤ちゃんの鼻水の対処法

赤ちゃんが鼻水を出しているとき、おうちでできる対処法としてはどんなものがあるのでしょうか?

ここでは主な対処法として、

  1. 拭き取る
  2. 温める
  3. 鼻吸い器を利用する

の3つをご紹介します。

2-1. 拭き取って赤ちゃんの鼻水を解消

◆やわらかなティッシュで拭き取る

鼻水の対処として、いちばん使いやすいアイテムの一つが「ティッシュ」ですよね。

ティッシュを使う場合は、肌への刺激の少ないやわらかなティッシュを選ぶようにしてください。ガーゼ濡れティッシュでもOKです。

衛生面を考えて使い捨てられるものを使いましょう。

◆綿棒を使って取り除く

綿棒を使うことも有効です。綿棒に鼻水を染み込ませるようにし、くるくると引っ張り出すようにして鼻水を取り除きましょう。

このとき、鼻の奥まで無理に綿棒を入れないように注意してくださいね。

鼻水を拭き取ったあとには保湿を!
赤ちゃんの鼻の下は、鼻水や鼻水を拭き取るときの刺激でかぶれやすくなっています。保湿クリームやワセリンでしっかり保湿し、かぶれを予防してあげましょう。

続いて、温めて鼻水を解消する方法をご紹介します。

2-2. 温めて赤ちゃんの鼻水を解消

◆お風呂で鼻の通りをよくする

お風呂に入ると、湯気や体が温まることで鼻が通りやすくなります。鼻水だけでなく、鼻づまりの解消にも良いでしょう。

◆温かいタオルで鼻の通りをよくする

お風呂に入りたがらない場合、温めた濡れタオルを使うのもおすすめです。タオルで赤ちゃんの鼻の付け根を温め、鼻の通りをよくしてあげましょう。

次は、「鼻吸い器」を用いた解消方法について説明します。

2-3. 鼻吸い器で赤ちゃんの鼻水を解消

◆鼻吸い器で鼻水を吸い取る

子どもが鼻をかめるようになるのは早くても2才ごろ。自分で鼻をかめない赤ちゃんの呼吸を楽にしてあげるには、市販の「鼻吸い器を使って鼻水を吸い取ることも有効です。

鼻吸い器を使うときは、赤ちゃんの頭をきちんと固定して吸ってあげるようにしましょう。また、使用後はお母さん・お父さんはうがいを忘れずに

鼻吸い器には、大きく分けて次の3タイプがあります。

◆鼻吸い器の3タイプ

タイプ 特徴
①スポイト ▶メリット
・安価で使い方が簡単
▷デメリット
・吸引力が低い
・スポイトの先が鼻の粘膜に当たって嫌がる子もいる
②ストロー ▶メリット
・安価でポピュラー
▷デメリット
・吸い取った両親に風邪がうつってしまうことがある
③電動 ▶メリット
・吸引力が高く、満足度も高い
▷デメリット
・他の2タイプに比べてかなり値が張る


それぞれメリット・デメリットがあり、迷ってしまいますよね。

そこでここでは、口コミの高いおすすめアイテムをご紹介しますので参考にしてみてくださいね。

おすすめ鼻吸い器
①【スポイトタイプ】
鼻水キュートル(チュチュベビー)

スポイトタイプではチュチュベビーの「鼻水キュートル」が人気です。

  • 吸い取った鼻水が逆流しないようになっており、連続して吸引できる
  • 分解して洗えるので衛生的

…といったうれしいポイントがあり、価格も手ごろで試しやすい商品です。

商品詳細

鼻水キュートル

◇メーカー名:チュチュベビー
◇価格:1,000円(税抜)
◇特徴:スポイトタイプ、逆流しない、連続吸引◎、分解洗浄◎
◇買える場所:公式通販、ネット通販、ドラッグストアなど

 

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②【ストロータイプ】
ママ鼻水トッテ(タンペイ製薬)

ストロータイプでご紹介するのは、耳鼻科の先生が考案した人気商品「ママ鼻水トッテ」です。

  • 寝た状態でもだっこした状態でも使える「ダブルチューブ」
  • 吸い取った鼻水が逆流しない
  • 分解して洗えるので衛生的

…といったうれしいポイントがあり、多くのママに支持される商品です。

商品詳細

ママ鼻水トッテ

◇メーカー名:タンペイ製薬
◇価格:980円(税抜)
◇特徴:ストロータイプ、逆流しない、ダブルチューブ、分解洗浄◎
◇買える場所:スーパー、ドラッグストア、ネット通販など

 

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③【電動タイプ】
メルシーポット(シースター)

メルシーポット」は2015年にキッズデザイン賞を受賞した電動鼻吸い器です。

  • 吸引力が高い
  • ダイヤルで吸引力の調整ができる
  • 持ち運びに便利なスリット付き

…といった特長があり、デザインもかわいらしい商品です。

商品詳細

メルシーポット

◇メーカー名:Seastar(シースター)
◇価格:14,900円(税込)
◇特徴:吸引力◎、吸引力の調整◎、持ち運び◎
◇買える場所:ネット通販など

 

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④【電動タイプ2】
スマイルキュート(新鋭工業)

電動タイプもう一つのおすすめは、「スマイルキュート」です。

  • 吸引圧のわかる圧力計付き
  • お手入れが簡単
  • 持ち運びに便利な取っ手付き

…といった特長があり、メルシーポットと並んで大変人気の商品です。

商品詳細

スマイルキュート

◇メーカー名:新鋭工業
◇価格:15,800円(税込)
◇特徴:お手入れ◎、圧力計付き、持ち運び◎
◇買える場所:ネット通販など

※こちらは公式サイトがないため、各種ネット通販からの購入がおすすめです。

 

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使ってみたい鼻吸い器はありましたか?

次の章では、病院に行くべき赤ちゃんの鼻水の症状と病院の選び方を解説します。

3. 病院に行くべき赤ちゃんの鼻水

赤ちゃんは生後6カ月頃まではお母さんの免疫を持っているため、風邪をひきにくいといわれています。

ただし、お母さんがかかったことのないウイルスに対しては赤ちゃんも免疫がないので、生後6カ月以内でも感染してしまうリスクがあります。

特に冬の時期は、インフルエンザなどにも注意してくださいね。
(参考:厚生労働省ホームページ

では、病院に行くべき鼻水はどのように見分ければよいのでしょうか?

3-1. 病院に行くべき鼻水・症状の基準

お母さんは「病院に行くとかえって風邪をもらってしまうのでは?」と迷いがちですよね。

そんなときは、次のようなことをチェックして病院に行くべきかどうか見極めましょう。

こんなときは病院へ

✔鼻水の色が黄白色黄緑色で濁っている

✔鼻水に粘り気がある

✔息が苦しそう呼吸を口でしている

咳や熱など他の症状も出ている

✔鼻が詰まっておっぱいが飲めない

を触る

機嫌が悪く、だっこされることを嫌がる

これらの症状にあてはまったときは、すみやかに病院に連れて行くようにしましょう。

風邪、中耳炎、副鼻腔炎、インフルエンザなどの可能性があります。

逆に、

  • 鼻水が透明でさらさらしている
  • 鼻水以外には目立った症状がない
  • おっぱいはよく飲めている

といった場合は、しばらくホームケアをしながら様子を見ましょう。

POINT
・鼻水は透明だがよく泣く
・鼻水が1週間以上続いている
などといったときには病院へ行きましょう。

次は、小児科と耳鼻科の選び方をご説明します。

3-2. 小児科と耳鼻科の選び方

赤ちゃんの鼻水を診てもらうには、小児科にするか耳鼻科にするかも迷ってしまいますよね。

どちらかにしなくてはいけないということはありませんが、

病院 症状
小児科 ・熱や咳など他の症状もある
耳鼻科 ・鼻水・鼻づまりのみがある
・耳を痛がっている
・耳垂れがある


といったように判断してみてもいいかもしれません。

また、「まずはかかりつけの小児科に行ってみて、それでも治まらない場合に耳鼻科に行ってみる」というのもおすすめです。

耳鼻科は鼻水を吸いだす専用機があり、待ち時間も少ない可能性があるので忙しいママにはいいかもしれません。

4. まとめ

赤ちゃんの鼻水について解説してきましたが、いかがでしたか?

赤ちゃんは頻繁に鼻水を出してしまうもの。でも、だからといって「鼻水くらい」と侮ると思わぬ病気につながってしまうこともあります。

赤ちゃんの様子をよく見て、正しく対処できるようにしましょう。


◆参考文献:
前田 由美 監修『くわしいから安心!赤ちゃん育児―いちばん大切な0歳をしっかりサポート』株式会社西東社.
渋谷 紀子 著, 監修『はじめてママ&パパの0~6才病気とホームケア』
『はじめてママ&パパの育児』主婦の友社.
厚生労働科学研究『新型インフルエンザ対策(A/H1N1)妊娠中の人や 授乳中の人へ

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