授乳中のカフェイン摂取はいけない?カフェインをとると赤ちゃんにどう悪いの?
…など、授乳中のカフェイン摂取についてはきちんと知っておきたいことがたくさんありますよね。

基本的に、授乳中にカフェインが入ったものをとってはいけない、ということはありません。重要なことは、その量とタイミングです。

ここでは、授乳中のカフェイン摂取について詳しく解説するとともに、

  • カフェインの赤ちゃんへの影響
  • 1日のカフェイン摂取量の目安
  • ノンカフェインのおすすめドリンク

…といったこともあわせてご紹介します。参考にしてみてくださいね。

1. 授乳中のカフェインについて

お母さんが摂取したカフェインは、その約1%が母乳に混ざるといわれています。

あくまで1%程度なので、コーヒーを2~3杯飲んだ程度では赤ちゃんに重大な影響を与えることはありません。

しかしカフェインを過剰摂取してしまった場合は、赤ちゃんに良くない影響が及んでしまう可能性があるのです。

◆カフェインの赤ちゃんへの影響

カフェインにはもともと「興奮」「不眠」「覚醒」などの作用があります。そのため、赤ちゃんがカフェインの影響を受けると、

  • 興奮状態になり落ち着きがなくなる
  • 喜怒哀楽が激しく情緒不安定になる
  • 寝つきが悪くなる

などの影響が出る可能性があります。

もし「病気でもないのに赤ちゃんがいつもより長い時間泣いている」…などといったことがあったらカフェインを控えてみましょう。

またカフェインを摂取することで、赤ちゃんが眠っている間に突然亡くなってしまう「乳幼児突然死症候群」のリスクも高くなると言われています。

お母さんへの影響
カフェインには利尿作用があり、ただでさえ授乳で水分が不足しがちのお母さんの体からさらに水分を奪ってしまいます。また、貧血のリスクも高める場合があります。

では授乳中のお母さんは、1日にどのぐらいのカフェインをとっていいのでしょうか?その具体的な量をご紹介します。

2. 授乳中のカフェイン摂取量

2-1. 一日のカフェイン摂取量目安

授乳中のお母さんが摂取していいカフェイン量は、1日あたりおよそ150mg程度を目安にしましょう。これはインスタントコーヒー約2~3杯に値します。

とはいえ、カフェインは過剰摂取しなければ赤ちゃんに悪影響を与えません。

普段からカフェインが好きなお母さんは無理に我慢をせず、適切な量を守ってなるべくストレスのない生活を送りましょう。

ストレスを溜めないように
授乳中のお母さんは、育児疲れやホルモンバランスの乱れなどでピリピリしやすい時期です。楽しく子育てできるように、なるべくストレスを溜めないように過ごしましょう!

では、具体的に何をどのくらいとればいいのでしょうか?

2-2. 主な飲料と食品のカフェイン量

ここではカフェインが含まれている飲み物や食べ物を、1日に飲んでも問題ないと言われている量ごとに分けてご紹介します。

また、1杯(約150mL)に含まれるカフェイン量もあわせて記載しますので、参考にしてみてくださいね。

◆1日1杯までのもの

飲み物 カフェインの含有量
コーヒー
(ドリップ)
約135mg
コーヒー
(エスプレッソ)
約77mg
(40mLあたり)

◆1日2杯までのもの

飲み物 カフェインの含有量
コーヒー
(インスタント)
約60mg

◆1日3杯までのもの

飲み物 カフェイン量や特徴
紅茶 約30mg
※ストレートティーの場合
ほうじ茶 約30mg
ウーロン茶 約30mg
緑茶 約30mg
玉露はカフェイン量が多いので控える

 
普段から摂っている食品はありましたか?

紅茶などは茶葉から淹れるものを想定していますが、加糖の製品の場合はカフェインだけでなく糖分の摂りすぎにも注意してくださいね。

◆カフェインはこんなものにも…

また、以下のような製品にもカフェインが含まれています。

  • コーラ(500mL)
    …1本程度
  • 板チョコ
    …1枚程度
  • 栄養ドリンク
    …種類ごとのカフェイン量を確認

ココアは1日に大量に飲まなければ問題ありませんが、中にはカフェイン量がとても多いものもあるためチェックしてみてくださいね。

また1日のうちにカフェインを含むものを複数とりたい場合は、カフェイン量があわせて150mg程度に収まるよう調節しましょう。

抹茶味のお菓子に注意
抹茶はお菓子などにも多く配合されていますので抹茶味のお菓子などを食べすぎないように注意しましょう。

続いては、授乳中にカフェインを摂るコツについてご紹介します。

3. 授乳中にカフェインを摂るコツ

カフェインを摂取するうえで、少しでも赤ちゃんに影響しないためにできるための工夫は以下の3つです。

・1度に大量に摂取しない
・授乳してからカフェインをとる
・カフェインをとらない日を作る

お母さんが毎日カフェインをとると、排出機能がまだ弱い赤ちゃんの体内でカフェインがどんどん蓄積してしまいます。

カフェインの摂取頻度を2日に1回に減らすなどして、うまく調節しましょう。

◆コーヒーは「デカフェ」で注文

またカフェでコーヒーを飲むときは、カフェインが取り除かれている「デカフェ」で注文するのがお勧めです。

デカフェ以外にも、ノンカフェインのものを選ぶなどして工夫をしてみてもいいですね。

加糖の製品に気をつけて
 缶コーヒーなどは砂糖が多く入っていることもがあります。肥満や乳腺炎など別の問題を引き起こすので、カフェインだけでなく糖分量もよく確認しましょう。

次からは、ノンカフェインのおすすめドリンクをご紹介します。

4. ノンカフェインのおすすめドリンク

ここではノンカフェインでおすすめな飲み物とその効果をご紹介します。カフェインが含まれている飲み物の代わりにいかかがでしょうか。

◆タンポポコーヒー

タンポポコーヒーとは、焙煎したタンポポを煮出して作られたコーヒーです。

ノンカフェインなことに加えて、母乳の質を高めたり、体を温めて冷え性を改善したり…といった嬉しい効果がありますよ。

タンポポコーヒーの効果
◆母乳に関する効果
・母乳の出を良くする
・母乳の質を高める
・乳腺詰まりの改善

◆健康効果
・貧血予防
・便秘、冷え性の改善

コーヒーのような風味がするので、普段からコーヒーを飲んでいる方におすすめです。

◆ルイボスティー

ルイボスティーは、ノンカフェインで楽しめるお茶のひとつです。

カルシウムや、鉄分・マグネシウムなどの様々なミネラルといった母さんに必要な栄養素が豊富に含まれているほか、乳腺炎の予防にも効果的です。

ルイボスティーの効果
◆母乳に関する効果
・母乳の質を高める
・乳腺炎の予防
◆健康効果
・老化予防
・安眠効果
・ダイエット効果

また老化の原因でもある活性酸素を抑える酵素が含まれているため、アンチエイジングも期待できます。

◆ローズヒップティー

ビタミンAやBをはじめ、豊富な栄養素を含んでいるルイボスティーもまた、ノンカフェインで授乳中のお母さんにおすすめの飲み物です。

ローズヒップティーの効果
◆健康に関する効果
・疲労回復
・美肌効果
・便秘の解消
・貧血予防
・リフレッシュ効果

酸っぱい飲みものなのですっきりとした味わいで気分がすぐれない時にリフレッシュさせてくれますよ。

◆チョコレート代わりに…
「キャロブ」

授乳中はカフェインだけでなく糖分や脂質にも気を遣わなければならないため、チョコレートなどの甘いものも調節しなければなりません。

そんなときにおすすめなのが「キャロブ」です。

キャロブとは、マメ科の植物であるイナゴマメやその果肉を乾燥させ粉末状にしたものです。

チョコレートに似た風味のため、チョコレートの代わりにこのキャロブパウダーを使って作られたお菓子も多く販売されています。

ノンカフェインで低カロリーなうえ、食物繊維やビタミン・カルシウムなどの栄養が豊富に含まれており、健康にも高い効果を発揮します。

甘いものが好きなお母さんは、チョコレート代わりにキャロブを使ったお菓子を常備しておいたり、お菓子作りの材料として使うのもおすすめです。

5. まとめ

授乳中のカフェイン摂取についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

カフェインを摂取するうえで大切なのは量とタイミングです。ノンカフェイの飲み物などもぜひ参考にしてみてくださいね。

無理に我慢してストレスをためることなく楽しい育児生活を送っていきましょう!

またカフェインが含まれていないお茶が気になる方は「母乳にいいハーブティー11選|母乳不足や詰まり・卒乳を助けるお茶選び」もチェックしてみてくださいね。