つわりがひどく、何も食べられない…とお悩みではありませんか?

赤ちゃんの健康のためにもしっかり食べなくてはいけないのに、なかなか食べられないつわりは本当につらいですよね。

そこでここでは、

  • つわりのときでも食べやすいもの
  • おすすめの食事法

…などをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

先につわりにいい食べ物が知りたい!という方は、「2.つわりにいい食べ物」からジャンプしてチェックしてみてくださいね。

ご協力頂いた専門家
看護師ライター
広田 沙織
元国立系病院 産婦人科看護師
元婦人科クリニック看護師
三次救急指定病院の産婦人科に勤務し、妊娠合併症、胎児病、心疾患や脳血管疾患などの合併妊娠、多胎妊娠などさまざまな症例を経験。その後、婦人科クリニックや老人福祉施設など、医療福祉分野で活躍。現在、看護師ライターとして医療情報サイトや妊娠・出産情報サイトなどにて記事を多数執筆中。

※本記事内の情報は一般的な知識であり、症状の自己判断を促すものではありません。気になる症状がある場合、まずは医療機関に相談しましょう。

 

1. つわりとは?

つわりとは、妊娠初期に起こる吐き気やおう吐などの症状のことで、妊婦さんの多くが経験すると言われています。

原因ははっきりとはわかっていませんが、

  • ホルモンバランスの乱れ
  • 自律神経の乱れ

…といった説が挙げられています。

つわりは4~6週ごろから始まり、8~11週ごろにピークを迎えます。その後、12~16週で徐々に落ち着くのが一般的なものの、人によっては妊娠後期まで続くこともあります

◆つわりの症状

こうしたつわりの症状は、以下の4つに大別できます。

つわり食べ物
つわり食べ物
つわり食べ物
つわり食べ物

そのほかにも、よだれが多く出たり、胃もたれや便秘・頭痛・気持ちが不安定になるなど、症状には個人差があるようです。

こんな症状があれば病院へ!

次のような症状がある場合、単なるつわりではなく妊娠悪阻(にんしんおそ)という病気の可能性があります。

 

・朝から晩まで吐いている
・体重が急激に減った
・水分を受け付けない、口が乾く

・水分は摂れるが、ものを食べることがまったくできない
・尿がほとんど出ない
・意識がもうろうとする

 

このような症状が出たときには、無理をせずに病院で受診しましょう。

そんなつわりの期間にいい食べ物にはどのようなものがあるのでしょうか?

2. つわりに良い食べ物

つわりの時でも食べられるもの・食べやすいものは、人によって実にさまざまです。

そうした食べ物のなかで、特に「食べやすかった」という人気の高いものを5つご紹介します。

食べやすい物とおすすめの食べ方

① トマト
・ミニトマトを選ぶ
・冷やしておくとすぐに食べられて便利

② 豆腐
・みそ汁に入れる
・梅やショウガと一緒に食べると◎

③ フライドポテト
・他の揚げ物がダメでも「ポテトなら大丈夫」という人が多い
・油物は食べすぎると気分を悪くする場合もあるので要注意

④ グレープフルーツ

・ジュースにすると飲みやすい
⑤ ゼリー
・食欲がないときにもお腹に入れやすい
・小分けになっているものを冷やすとすぐに食べられて便利

吐き気がひどい時期や特定の食べ物しか口に出来ない時期は、「食べられるときに食べられるものを食べる」という食生活で大丈夫です。

ただし、まったく食べ物を口にできず、水分しか取れていない場合には、病院を受診するようにしましょう。

3. つわりを悪化させる食べ物

妊娠初期症状人気おすすめランキング

ここからは、つわりを悪化させるおそれがある食べ物についてご紹介します。

ただし、食べられる食材と同じく、悪化させるかどうかも人それぞれの部分が大きいです。あくまで参考程度にチェックしてみてくださいね。

◆においがきつい食材

においがきついものは、吐き気やおう吐を引き起こしてしまう可能性があります。

  • 玉ねぎ
  • 納豆

…などといった食品は要注意。

また、妊娠中は普段は気にならないにおいに対しても敏感になってしまいがちでもあるので特に注意しましょう。

栄養があるからと、くれぐれも無理はしないようにしてくださいね。

◆脂っこい食べ物

つわり中にはフライドポテトが食べたくなるとの声が多くありますが、食べ過ぎてしまうと胸やけ・胃もたれなどを引き起こすことも。

適度な量を心がけましょう。

◆化学調味料

普段は大丈夫でも、妊娠中にはまったく受け付けなくなってしまう人もいるのが化学調味料です。

化学調味料とはうまみを引き出すための調味料のことで、加工食品における原材料名では「アミノ酸等」と表示されていますよ。

主な化学調味料

・グルタミン酸
・イノシン酸
・グアニル酸   …など

既製品を買うときは、化学調味料が含まれているかどうかも確認してみましょう

続いては、つわりのときの食べ方のコツをご紹介します。

4. つわりのときの食事のコツ

つわりにいいとはいっても、どうしても食べられないほどつらいときもありますよね。

そこでここでは、ひどいつわりのときでも比較的食べやすくなるおすすめの食事法と気をつけたい食事についてご紹介します。

4-1. 食べられるときに少しずつ食べる

ひどいつわりのときでも「三食しっかりと食べなきゃ!」と無理してはいませんか?

そうした無理がストレスとなり、かえって体調を悪化させてしまう場合があります。

個人差があるつわりには、食べられるものや量にも個人差があるため、無理をせず、食べられるときに少しずつ食べるようにしましょう

食べ物は小分けにしておくと便利

食べたいときにいつでも食べられるよう、食べ物を小分けにしておくと便利です。お出かけの際や枕元などに用意しておきましょう。
★おすすめ:
飴やガム、ラムネ菓子、小さめのおにぎり・サンドイッチなど

また、こまめな水分補給も忘れずに

4-2. 塩分や油は少なめに

妊娠中の塩分や油の摂りすぎは、妊娠高血圧症候群のリスクを高めてしまいます。

妊娠高血圧症候群とは?

主な症状は高血圧やたんぱく尿で、重症化するとお母さんも赤ちゃんも、とても危険な状態になることがあります。

早い時期に発症するほど重症化の危険が高まるので注意が必要です。

日本人女性の塩分目標量は7.5g未満ですが、実際の平均摂取量は約10gとオーバーしています。普段ももちろんですが、妊娠中はとくに目標量を意識しましょう

ただし塩分が足りない状態も危険ですので、過剰に制限することはやめましょうね。

4-3. 食べにくいものは冷ましてから

あたたかいままだと食べづらい料理でも、冷ますことで食べやすくなることもあります。とくに白米は「冷ましてからだと食べられた」という声が多くありました。

食欲がないときには、冷ましてから食べることも試してみてくださいね。

食べすぎはNG!

冷たい食べ物は確かに食べやすいですが、摂りすぎると身体の冷えの原因に。あくまでほどほどを意識しましょう。

4-4. ビタミンAを摂りすぎない

レバーなどの動物性タンパク質に含まれるビタミンAの摂りすぎは、おなかの赤ちゃんに悪影響を及ぼす場合があります。

  • 鶏・豚・牛レバー
  • ウナギ
  • ほたるいか

などの、ビタミンAを多く含む動物性食品は摂りすぎないように心がけましょう。

ビタミンAは野菜で摂ろう

野菜に含まれるビタミンAの一種・βカロテンには上記のような注意点がありません。赤ちゃんへの影響が大きい妊娠3か月までは、妊娠中に必要な栄養素はなるべく野菜から摂取するようにしましょう。

無理なくできるものから、少しずつ実践してみましょう。

また別記事の「妊娠初期にいい食べ物&NG食品|赤ちゃんを守る4つのルール」も参考にしてみてくださいね。

続いては、食べもの以外でつわりをやわらげる方法をご紹介します。

5. 食べ物以外でつわりをやわらげる方法

ここでは、食べ物や食事法以外で、つわりをやわらげるためのポイントをご紹介します。

5-1. しっかり休息をとる

妊娠19週人気おすすめランキング

つわりのときには、無理に家事や仕事をせずにゆっくりと過ごすことが大切です。

  • 締め付けの強い服や下着は避ける
  • 短時間でも横になったり睡眠をとる
  • 眠気には無理に逆らわずに眠るようにする
  • 足湯につかる

…など、意識的に休息をとるようにしましょう。

◆つらいときは家族や周りを頼る

つわりで家事がなかなかできず、旦那さんや家族に迷惑をかけてしまう…と申し訳なく思ってしまう方も多いですが、妊娠中は周りを頼ることも大切です

おなかの赤ちゃんのためにも、ゆっくり休むようにしましょう

買い物は食材配達サービスや宅食を活用

買い物などは、食材配達のサービスやネットスーパーを利用するのもひとつの手です。カット済み野菜やレシピ付きの食事セットを届けてくれるサービスも充実していますので、活用してみてもいいですね。

 

また最近では、宅食サービスも充実しています。食事を作る手間がなく、食べ終わった容器の回収をしてくれるところもありますので、つわりの時期に活用するのもいいかもしれません。

5-2. ストレッチをする

つわりのときにはついつい運動を避けてしまいがちですが、ときには適度にからだを動かすことも大切です。

ストレッチは気を紛らわせることができるだけでなく、血行が良くなるという嬉しい効果もあります。

体調がいいときには、ぜひストレッチを取り入れてみてくださいね。

6. まとめ

妊娠初期症状人気おすすめランキング

個人差が大きいつわりですが、自分にぴったりの食べ物を見つけて、楽しいマタニティライフを送ってくださいね。

※本文中の内容は、時期によって公開時の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。