妊娠23週目に入り、お腹もだいぶ大きくなってきたのではないでしょうか。お腹が大きくなって、ハリや腰痛など、苦労することは多いかと思います。

ですが、お腹が大きくなってきて、赤ちゃんがしっかりと育っているのを感じられる時期でもあります。

お母さん自身の体調を大切に、出産までがんばりましょう!

1. 妊娠23週の様子や変化

妊娠23週は、赤ちゃんがお腹のなかでどんどん成長し、顔もできて脳の神経や聴覚が発達し、新生児により近い状態になってきます。

一方お母さんは、赤ちゃんが成長するにつれてお腹のハリがきつくなってきたり、赤ちゃんに会える日が近づいているものの、苦労が多い時期でもあります。

お母さん自身の体調管理が必要になってくる時なので、生活には十分注意が必要です。

1-1. 妊娠23週目の赤ちゃん

妊娠23週目の赤ちゃんは、50~300mmの大きさ450g~700gほどの重さがあります。

この頃の赤ちゃんは、聴覚がさらに発達して外の細かい音も聞き取れるようにな、お母さんの声も聴き分けられるようになる時期です。

また、肺が発達し呼吸の練習もはじめています。

どんどん新生児らしく
顔がほぼ完成する時期のため、超音波検査では表情も家訓できます。新生児に近づいていってるのが実感できる時期です。

1-2.妊娠23週目の妊婦さん

この時期のお母さんは胎動がある状態にも慣れて、赤ちゃんがお腹のどこにいるかも分かってきます。

子宮がどんどん大きくなり妊婦さんの臓器が圧迫されている状態なので、ウォーキングなどの軽い運動でも動悸息切れを感じるようになります。

次に、妊娠23週目に気をつけたいトラブルについてご紹介します。

1-3.妊娠23週目のトラブル

ここでは、妊娠23週目頃のトラブルとして挙げられる「妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)」「後期つわり」についてご紹介します。

◆妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)

妊娠中期になると腕や足、お腹など体中がかゆくなる「妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)」というトラブルが起きることがあります。

妊娠性痒疹の症状
① ぽつぽつした発疹がでる
② 発疹が密集してできる
③ 水ぶくれができる

はじめはちょっとした痒みですが、数日経つと体中にかゆみや発疹が出てきます。

妊娠性痒疹は原因不明のトラブルで治療法はまだなく、薬による対処しかできません。症状が出てきたら、早めに皮膚科や産婦人科を受診しましょう。

◆後期つわり

安定期である妊娠中期ですが、通常8ヶ月頃からはじまる「後期つわり」の症状がこの時期から出てくる妊婦さんも出てきます。

妊娠中期のつわりの原因と症状
◆原因
・お腹が大きくなって、胃が圧迫される
・プロゲステロンというホルモンの増加
◆症状
胸やけ、吐き気、ゲップ、胃痛、胃酸の逆流 など

後期つわりの対策としては、主に以下の2点があります。

  • 消化の良いものを食べる
  • 量を減らして少しずつ食べる

ことが挙げられます。

初期よりも中期の方が栄養を摂らなくてはいけない時期なので、食欲がなくても少しずつちゃんと食べましょう。

また、お医者さんで身体にやさしい漢方薬を処方してもらうのも、一つの手です。

続いて、妊娠23週目の過ごし方についてご紹介します。

2. 妊娠23週目の過ごし方

ここでは、妊娠23週目の過ごし方について、

妊娠23週目の妊婦検診
・日常生活で気をつけること
妊娠中の食事について
仕事のポイント

…という4つに分けて解説します。

2-1.妊娠23週目の妊娠検査

妊娠23週までは4週間に1回の妊娠検査に行きましょう。

次週からの妊娠24週~35週は、2週間に1回に通院のペースが変わるので、間違えないように注意しましょう!

◆主な検査内容

妊娠23週目の検査メニュー
・問診、内診、体重、血圧測定
・尿検査
・腹部超音波検査
・経腟超音波検査
・浮腫検査
・腹囲、子宮底長測定
・乳房の観察
 など

健診の持ち物や服装については、「妊娠20週目の妊婦検診」でご紹介していますので、参考にしてみてくださいね!

続いて、日常生活で気をつけたいポイントについてご紹介します。

2-2. 日常生活で気をつけること

妊娠中期はお腹が大きくなってきます。息苦しさや、お腹のハリがきつくて、なかなか眠れないという妊婦さんが少なくありません。

そんな妊婦さんにおすすめなのが「シムスの体位」という寝方です。

シムスの体位
やり方:
…片膝or両ひざを曲げて横向きに寝る姿勢
注意点:
…必ず体の左側を下にして行う

お腹が大きくなってくると、横になって眠る方がお腹の重みを感じにくくなりリラックスして眠ることができます。

また右側を下にして眠るとリンパ管が圧迫されやすいため、必ず左側を下にして眠りましょう。

抱き枕クッションを使うと、体勢を維持しやすいのでおすすめです。

2-3. 妊娠中の食事について

ここでは、妊娠中期に特に必要な栄養について解説していきます。

妊娠中期には、以下の栄養を意識して摂るようにしていきましょう。

妊娠中期に必要な栄養素
◆カルシウム
・牛乳、ヨーグルト、桜えび、ししゃも、煮干し、小松菜 など
◆鉄分
・レバー、ひじき、海苔、納豆、高野豆腐、ほうれん草 など
…動物性鉄分の摂り過ぎは赤ちゃんに✖
…植物性の鉄分をたくさん摂りましょう!

◆ビタミン類
・オレンジ、グレープフルーツ、ほうれん草、小松菜 など

特に、カルシウムと鉄分は妊娠中期に不足しやすい栄養素で、不足すると貧血や体調不良の原因になることがあります。

また、鉄分は吸収率が悪い栄養でもあります。鉄分を摂る時には、

  • タンパク質
  • 食物繊維
    (便秘の方は特におすすめ!)

…と一緒に摂ると吸収率がアップしますよ。

妊娠中の栄養については、「妊娠中に食べてはいけないもの11選|赤ちゃんへの影響や食生活のコツまでご紹介」にも記載があるので、チェックしてみてくださいね!

続いて、妊娠中の仕事のポイントについてご紹介します。

2-4. 仕事のポイント

かかりつけのお医者さんと相談しながら、産休に入る時期をそろそろ決めていきましょう

ちなみに、産休は42日前(9ヶ月半ば頃)頃からとるのが一般的ですよ。

また、妊娠中の通院休暇も法律で認められているので、妊娠23週目までは4週間に1回はきちんと通院するようにしてくださいね。

体調を最優先に
安定期ではあるものの、お腹が大きくなるのに伴い、体調不良などを感じる方もいます。お仕事も無理をしないことが重要です。

産休の伝え方やタイミングについては「妊娠22週目の仕事のポイント」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

続いて、妊娠23週目にしておきたいことをご紹介します。

3. 妊娠23週目にしておきたいこと

妊娠23週目にしておきたいことのひとつに「母親学級に参加する」ことがあります。

「母親学級」とは、お医者さんや助産師さん、栄養士さんが妊娠生活について指導してくれる教室のことです。

ほかの妊婦さんとの情報交換をできる場でもあるので、ストレス解消にもおすすめですよ。

ここでは、母親学級の開催について簡単にご紹介しておきます。

母親学級について
開催場所
通院している産院、最寄りの市町村や区の保健センター
開催時期
ほとんどは妊娠32週目から開講している
費用
無料のところが多い。
(お茶代やテキスト代として1,000円ほどかかることもある)

また予約が必要な場合もあり、開催日や費用なども通院先の産院などによって違うので、産院や保健センターに直接確認してみるのが確実です。

参加する時期は、自分の体調と相談しながら、出産予定日の数週間前に終了するコースを申し込むのがおすすめです。

最後に、お父さんや周りができることについてご紹介します。

4. お父さんや周りができること

上記でご紹介した母親学級のほかにも、お父さんが一緒に参加できる、

  • 父親学級
  • 両親学級

というものがあります。

妊娠や出産・育児についてお父さんが一緒に学んであげることも、お母さんにとってはとても励みになったり、不安解消につながったりします。

父親学級 ・両親学級 にぜひ参加して、ご夫婦で元気な赤ちゃんに会う準備をしていきましょう。

5.まとめ

妊娠23週目についての赤ちゃんと妊婦さんの状態や症状、そして生活のポイントなどに加え、母親学級などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか。

この時期についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんに会えるまで、もう少しです。

元気な赤ちゃんに会うためにも、お母さん自身の体調を第一に、残りの妊娠生活を送っていきましょう!