妊娠25週目に突入すると胎動を感じ始め、赤ちゃんの存在を実感しますよね。

ワクワクすると同時に、体が重くてだるさを感じる妊婦さんも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、

  • 妊娠25週目の赤ちゃんとおかあさんの様子
  • 注意すべきトラブル
  • 日常生活のポイント

…などを詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. 妊娠25週目の様子と変化

25週目になるとお腹がぐんと大きくなり、胎動を感じてくる時期ですよね。同時に、赤ちゃんとお母さんの体に大きな変化が出てくる時期でもあります。

では、具体的にどのような変化があるのか見ていきましょう。

1-1. 妊娠25週目の赤ちゃん

妊娠25週目の赤ちゃんは、

  • 大きさ(CRL):310〜360mm
  • 体重:600g~1,150g

…くらいが平均で、1000gを超える赤ちゃんもでてきます。

だんだんと人間らしい体つきが確認できるようになり、正確な性別がわかることも。

脳が発達する時期
この時期の赤ちゃんは脳の大脳皮質が発達し、感情や感受性も発達してきます。お母さんの趣味が赤ちゃんにも記憶され、生まれた後に同じような趣味を持つことがあるそうです。

ストレスがかからないように注意して、赤ちゃんものびのび過ごせるようにしてあげてくださいね。

次に、妊娠25週目のお母さんの様子を見てみましょう。

1-2. 妊娠25週目のお母さん

25週目は赤ちゃんが活発に動き回る時期なので、お母さんは赤ちゃんの胎動を感じる事ができます。

その他、次のような変化があります。

妊娠25週目にあらわれる症状
◆お腹の張り
多い時には1日4~5回感じます。
◆トイレが近くなる
尿漏れパットやおりものシートを利用しましょう。
◆こむら返り
血流の悪化により足がつった状態になり、激しい痛みを伴います。
◆便秘
腸の圧迫やホルモンバランスの変化により便秘になりやすくなります。

また、この時期はホルモンの変化で体毛が目立ってきたり、ワキの黒ずみが濃くなります。

気になってしまうかもしれませんが、妊娠中の肌はデリケートなので脱毛は控えましょう。

次に、妊娠25週目に起こりがちなトラブルをご紹介します。

1-3. 妊娠25週目のトラブル

25週目に突入するとお腹がぐんと大きくなるため、トラブルも多くなるようです。どのようなトラブルがあるのでしょうか。

トラブル① 早産

妊娠22~36週前でのお産を「早産」といいます。

早産は時期が早いほど赤ちゃんへのダメージが大きくなり、特に1,500g未満の赤ちゃんは合併症を起こしやすいとされています。

早産を避けるためにしっかりと健診を受け、予防をすることが必要です。

原因や対策については「妊娠22週目のトラブル」でも詳しく紹介解説していますので、一度チェックしてみて下さいね。

トラブル② 切迫早産

「切迫早産」とは、子宮口が開き赤ちゃんが出てきそうな状態や破水をしてしまった状態で早産になりかかっていることです。

定期的にお腹が張り痛みを感じたり、出血したりといった症状で気がつく場合や、エコー検査で発覚する場合があります。

早産は始まってしまうと止めることができませんが、切迫早産は早期治療することで妊娠を継続できる可能性があります。診断を受けた方は医師の指示に従って安静にしましょう。

別記事の「妊娠24週のトラブル③」にて詳しく紹介していますので参考にしてみてくださいね。

トラブル③
臍帯(へその緒)の巻き付き

この頃の赤ちゃんはお腹の中で活発に動き回るため、長いへその緒が巻きついてしまうことがあります。

首のあたりに2重に巻き付いてしまっている場合、分娩時のトラブルや死産の可能性が高くなります。

その場合はリスク回避のために、帝王切開での出産となる可能性が高いでしょう。

とはいえ、赤ちゃんが動いているうちにほどけてしまう場合がほとんどですので、あまり心配しなくても大丈夫ですよ。

続いて、食生活やお仕事についてなど、妊娠25週目の過ごし方のポイントを解説します。

2. 妊娠25週目の過ごし方

妊娠25週目はどのように過ごすと良いのか、

など、ひとつずつ見ていきましょう。

2-1. 妊娠25週目の妊婦健診

2週間に1度の健診では、以下のような健診メニューが行われます。

妊娠25週目の主な検診メニュー
◆体重・血圧測定
◆尿検査
◆経腟超音波検査

…膣内から撮影し、子宮全体の大きさ・卵巣の状況を把握する
◆腹部超音波検査
…下腹部に検査用器具をあて、胎児や胎盤・羊水を観察する
◆子宮底長測定
…触診・メジャーで測定し、胎児の成長の把握と予測をする
◆浮腫検査
◆血液検査
(必要に応じて)

妊婦健診はお母さんと赤ちゃんの健康状態を見る大切なもの。

きちんとスケジュールを管理して忘れずにいきましょうね。

持ち物や服装については別記事の「妊娠24週目の妊婦検診」でも詳しく説明していますので、一度チェックしてみてくださいね。

続いて、日常生活で気をつけたいことをご紹介します。

2-2. 日常生活で気をつけること

25週目になりお腹がぐんと大きくなるお母さんにとって、日常生活の中にも危険がいっぱい潜んでいます。

そこでここでは、日常的に気をつけたいポイントをご紹介します。

日常生活のポイント
①体を冷やさない
…入浴や運動で血行を促進し、体を冷やさない格好をしましょう。

②転倒に注意する
…とくに階段や浴槽は滑りやすいため、歩行や入浴の際は注意してください。靴の裏に滑り止めを貼るのも◎。

③無理をしない
…過度な運動・長時間のドライブ・夜更かし・重いものを持つ・長時間立つなど、負担になることは避けましょう。

安定期ということで、出産前に旅行をしておこうとする妊婦さんも多いようです。

しかし、長時間の移動は身体に負担がかかり切迫早産早産を招く可能性も。

遠出は避け、移動中も1時間につき10〜15分休憩をとるなどの工夫をしてくださいね。

次は、食事で気をつけたいことについてご紹介します。

2-3. 妊娠中の食生活について

この時期の食事で気を付けてほしいポイントは、次の通りです。

  • カロリーに気をつける
  • 必要な栄養素をしっかり摂る
  • NG食材に気を付ける

それぞれのポイントについて具体的に見ていきましょう。

①カロリーに気をつける

妊娠中期はお腹の赤ちゃんへ栄養を供給するため、少し食べ過ぎただけでも体重が増えてしまいます。

とはいえ、厳しい食事制限は赤ちゃんの成長をさまたげることになります。

1日2000~2250kcalを目安に栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。

②必要な栄養素をしっかり摂る

積極的に摂りたい栄養素は以下のとおりです。

栄養素 食品と効果
鉄分 レバー、ほうれんそうなど
効果:貧血予防
葉酸 鶏レバー、枝豆、モロヘイヤなど
効果:貧血予防、赤ちゃんの神経管閉鎖障害予防
カルシウム 小魚、乳製品など
効果:骨粗しょう症予防、赤ちゃんの体をつくる
タンパク質 大豆、肉、卵など
効果:赤ちゃんの臓器をつくる
食物繊維 海藻類、さつまいも、ゴボウなど
効果:便秘の解消・予防


他にも、魚に多く含まれるDHAは赤ちゃんの脳の形成を助けてくれます。上記を参考に、意識的に栄養素を摂るようにしましょう。

ただし、豚レバーについては、摂りすぎると胎児に影響を及ぼす可能性のあるビタミンAも豊富に含んでいるため、過剰摂取には気を付けましょう。

また、足りない栄養素は、サプリメントで補ってくださいね。

③NG食材に気を付ける

妊娠中には、避けるべき食品・栄養素が多数あります。

NG食材
◆生もの
・お刺身や生魚など火を通していないものはNG
・お刺身は、魚に含まれる水銀が赤ちゃんの神経系にも送られてしまう
・特に水銀の濃度が高いマグロは特にNG!
◆アルコールやカフェイン
・赤ちゃんの脳や体づくりに悪影響を及ぼします
・ノンカフェインの紅茶やルイボスティーに変えましょう

また、

× 糖質
× 辛いもの
× 体を冷やすもの
× 味が濃いもの
× 加工食品
× インスタント食品

…なども栄養素の吸収を妨げたり、体調をくずす原因となりますので控えてください。

25週目の食事のポイント
妊娠25週目頃は体が糖質を蓄えようとする傾向があります。妊娠糖尿病にならないためにも、特に糖質のとりすぎに注意しましょう。

食事のポイントについてより詳しく知りたい方は「知っておきたい妊娠中の食事とルール|おすすめ&NG食品から外食のコツまで」も合わせてチェックしてみてくださいね!

続いては仕事のポイントをご紹介します。

2-4. 仕事のポイント

妊娠25週目だと、まだまだ現役でお仕事をしているお母さんもいますよね。

しかし妊娠25週目はお母さんの体も赤ちゃんも大きく変化する時期なので、無理は禁物。

そこでここでは、お母さんが出勤時に気をつけたいことをご紹介します。

通勤時に心がけたいこと
◆満員電車に乗らない
時差出勤が可能であれば遠慮せず利用したり、いつもより10分程度早く家を出たりしましょう。
◆女性専用車両を利用する
女性専用車両は普通車両に比べ比較的空いています。また、女性同士だとマタニティマークに気づいて席を譲ってくれるケースが多いそうです。

お腹が目立ち始めると、席を譲ってもらう機会が多くなります。そのときは感謝の気持ちを忘れず、必ずお礼を言いましょうね。

◆NG行動

また、お母さんが出勤時に避けたい行動は以下の通りです。

妊婦さんにNGな出勤時の行動
◆ハイヒールを履く
ヒールが低くて、転びにくい靴で通勤しましょう。
◆ストッキングを履く
長時間のストッキング着用はムレてしまい、早産や破水の原因である膣炎を起こすリスクがあります。
◆無理をする
切迫流産のおそれがあるため、立ち仕事の場合は一時的にデスクワークをさせてもらうか、早めの産休を願い出ましょう。

体調がすぐれないときは、

  • 周りの仲間や上司に相談
  • お休みをもらう
  • 出勤時間をずらす

など、赤ちゃんを最優先してあげてくださいね。

また仕事を続けるべきかどうか悩んだ時は、自分と赤ちゃんの状態を医師に相談してから決めてみるのも手ですよ。

次の章では、妊娠25週目にしておきたい事や、考えておきたいことをご紹介します。

3. 妊娠25週目にしておきたいこと

ここでは、妊娠25週目にしておきたいことをご紹介します。

◆妊娠線ケア

妊娠線とは、皮膚の表面に亀裂が入ったように現れる赤みを帯びた線のことです。

急激に大きくなったお腹に対し、皮膚の伸びが追いつかないため皮膚の組織が断裂してしまうことで起こります。

  • 妊娠25週赤ちゃん人気おすすめランキング

特に妊娠線ができやすいお腹・バスト・太もも・お尻の4箇所をしっかりと予防ケアしていきましょう。

妊娠線の予防
妊娠24週目からは急激にお腹が大きくなるため、妊娠線ができやすい時期。妊娠線は一度出来てしまうと消すことが出来ません。クリームなどで事前に皮膚を柔らかくしておいて、妊娠線を予防しましょう。

おすすめのクリームやマッサージ方法については、「おすすめの妊娠線クリーム9選|しっかり予防するための正しい使い方と選び方」をチェックしてみてくださいね。

◆美容院に行っておく

妊娠後期になると本格的にお腹が大きくなってきますので、長時間座っていると腰痛になったり静脈瘤ができたりする可能性があります。

そのため、いまのうちに美容院に行っておくことをおすすめします。

  • ショート
  • ボブ
  • セミロング

など、出産後に手入れやスタイリングがしやすい長さにする人が多いようですよ。

美容院で気をつけたいこと
・少しでも体調が良くない日は避ける
・妊娠していることを美容師に伝える
・時々態勢を変える
・トイレを我慢しない

苦しくなったり体調が悪くなった場合はすぐに美容師さんに伝えましょう。

また、妊娠すると皮膚が敏感になるため、パーマ・カラーは控えた方が賢明です。

最後に、お父さんや周りの人ができること、気を付けたいことをご紹介します。

4. お父さんや周りができること

元気な赤ちゃんを産むためには、お父さんや周りの人の協力も大切です。

特にお母さんに気をつけたいことは以下のとおり。

お父さんや周りがしてあげたいこと
◆家事をサポート
お母さんのおなかは一段と重く大きくなるため、家事が辛くなります。布団の上げ下ろし、お風呂掃除、買い物といった家事は大きな負担となるため、サポートしてあげてくださいね。
◆お母さんの腰をマッサージしてあげる
お母さんの体の負担は、周りが思っている以上に大きいものです。優しく腰をマッサージしてもらうだけでも楽になるので、ぜひ実践してみてくださいね。

妊婦さんの体は周囲が思っている以上にデリケート。

お母さんだけでなく生まれてくる赤ちゃんのためにも、無理はさせないようにしてくださいね。

5. まとめ

妊娠25週目のお母さんの参考になりましたか?この時期についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

まだまだ活発に動ける方も無理をせずに、しっかり休みながら赤ちゃんが生まれてくる準備を整えていきましょう!