妊娠26週目に入るとより妊婦さんらしいお腹になり、赤ちゃんの存在を感じやすくなります。

その喜びの反面、体の不調を感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、

  • 妊娠26週目の赤ちゃんとお母さんの様子
  • 注意すべきトラブル
  • 日常生活のポイント

…などを詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. 妊娠26週目の様子と変化

26週目になるとお腹が大きくなって目立ち、誰が見ても妊婦さんだと分かる状態に。赤ちゃんがすくすくと成長するとともに、お母さんの体にも新たな変化があらわれます。

では、この時期の赤ちゃんとお母さんの状態について詳しく見ていきましょう!

1-1. 妊娠26週目の赤ちゃん

26週目の赤ちゃんの大きさは、

  • 大きさ(CRL):350〜380mm
  • 体重:750〜1,200g

…となっていて、平均的な重さは900gほどです。

赤ちゃんの成長には個人差があるため、赤ちゃんの大きさが平均と違っていてもさほど気にする必要はありません。

赤ちゃんの大きさ
出産予定日と比較してあまりにも小さかったり大きかったりした場合、発育不良もしくは発育過剰の可能性があるため、医師から食生活や生活習慣の指導を受けましょう。

胎動にも個人差が出てきますが、いつもより胎動が弱いと感じても気にしなくて大丈夫です。

リラックスした状態で胎動をカウントし、胎動を10回数えるまで1時間以内であれば問題ありません。

また、外部の声や物音が聞こえるようになります。

×大音量で音楽を聴く
×夫婦喧嘩をする

などは赤ちゃんのトラウマになることもあるので気をつけましょう。

1-2. 妊娠26週目のお母さん

26週目になると子宮が大きくなりが胃を圧迫するようになります。

その影響で、

  • 1度にたくさん食べることができなくなる
  • 食事中に胃がつかえた感じになる

…といった症状がある場合は食事を小分けにしてみるといいですよ。また、ほかに次のような症状が表われることもあります。

妊娠26週目にあらわれる症状
◆肩こり
姿勢・血行が悪くなることが主な原因。ストレッチで血の巡りを良くしましょう。
◆妊娠線
クリームやオイルでしっかりと保湿して予防しましょう。
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◆乳首の痒みや黒ずみ
ホルモンバランスにより変化しますが、産後は徐々にもとに戻ります。
◆腰痛
姿勢・血行が悪くなることが主な原因。骨盤ベルトやマッサージがおすすめです。

また、この時期は頭皮の油とフケが増加することがあります。アミノ酸系や弱酸性のシャンプーを使って改善しましょう。

敏感肌におすすめの低刺激シャンプー7選|頭皮ケア方法や食習慣まで全解説」でも、フケ・かゆみにおすすめのシャンプーを紹介しています。一度チェックしてみて下さいね。

次に、妊娠26週目に起こりがちなトラブルをご紹介します。

1-3. 妊娠26週目のトラブル

26週目に突入すると一層お腹が大きくなるため、病気のリスクも高くなります。

どのようなトラブルがあるのでしょうか。

トラブル① 早産

妊娠22~36週前でのお産を「早産」といい、時期が早いほど赤ちゃんへのダメージが大きくなります。

妊娠26週頃の早産の場合、赤ちゃんの生存率は90%と高いのですが、

  • 合併症
  • 重度の感染症

などのリスクがあります。早産を避けるためにしっかりと健診を受け、予防をすることが必要です。

原因や対策については「妊娠22週目のトラブル」でも詳しく紹介解説していますので、一度チェックしてみて下さいね。

トラブル② 切迫早産

「切迫早産」とは、子宮口が開き赤ちゃんが出てきそうな状態や破水をしてしまった状態で早産になりかかっていることです。

定期的にお腹が張って痛みを感じたり、出血したりといった症状で気がつく場合や、エコー検査で発覚する場合があります。

早産は始まってしまうと止めることができませんが、切迫早産は早期治療することで妊娠を継続できる可能性がありますよ。

詳しくは「妊娠24週のトラブル③」をチェックしてみてくださいね。


トラブル③ 妊娠糖尿病

26週目になると、

  • ホルモンの分泌
  • つわりの治まりによる食欲増加
  • ストレスによる食べ過ぎ

などにより「妊娠糖尿病」に陥りやすくなります。

妊娠糖尿病のリスク
難産・早産・呼吸器系の障害を起こすおそれがあります。また、お腹の中にいる赤ちゃんを高血糖にさらしてしまうと、生まれた直後に赤ちゃんの血糖値が危険なほど低下することもあります。

妊娠糖尿病と診断された場合は、インスリン治療をしながら食事療法運動を行うなどの対処が必要になります。

また、再発の可能性があるため、そもそも妊娠糖尿病にならないように普段から注意することが大切です。

続いて、妊婦検診についてや日常生活など、妊娠26週目の過ごし方のポイントを解説します。

2. 妊娠26週目の過ごし方

妊娠26週目はどのように過ごすと良いのか、

など、ひとつずつ見ていきましょう。

2-1. 妊娠26週目の妊婦健診

2週間に1度の検診では、以下のような内容の検診が行われます。

妊娠26週頃の主な検診メニュー
◆体重・血圧測定
◆尿検査
◆経腟超音波検査
…膣内から撮影し、子宮全体の大きさ・卵巣の状況を把握する
◆腹部超音波検査
…下腹部に検査用器具をあて、胎児や胎盤・羊水を観察する
◆子宮底長測定
…触診・メジャーで測定し、胎児の成長の把握と予測をする
◆浮腫検査
◆血液検査(必要に応じて)

超音波検査ではお腹を出すので、

  • 着脱しやすい服装(上下セパレートやウエストがゴムのパンツなど)
  • 靴下(タイツやストッキングだと着替えるのが大変)

がおすすめ。

また、顔色も検査の一環なので厚化粧はNG。

化粧品の匂いで気分が悪くなる妊婦さんもいるため、病院に行くときは周囲のことも考えて匂いのする化粧品を避けてくださいね。

次に、妊婦検診の際に必要な持ち物を確認しましょう。

持ち物リスト
・母子手帳
・診察券
・健康保険証
・助成券
・お薬手帳(薬を処方される場合もあるため)
・お金
…助成券を超えたとき用。5,000~10,000円程度あると安心
・生理用品
・その他(病院によって指定される持ち物)

ほかにも、筆記用具があると医師の診断やアドバイスをメモすることができるので便利です。

妊婦検診は赤ちゃんとお母さんの健康をチェックする、2週間に1度の大切なイベント。

定められたペースを守って、忘れずきちんと受けましょうね。

次に、妊娠26週目での日常生活のポイントをご紹介していきます。

2-2. 日常生活で気をつけること

ここでは、日常的に気をつけたいポイントをご紹介します。

日常生活のポイント
①適度な運動
…マタニティヨガ・スイミング程度の軽い運動がおすすめです。
② 無理をしない
…過度な運動・夜更かし・重いものを持つ・長時間の移動など、負担になることは避けましょう。また、立ちっぱなしは切迫早産の原因となります。
③転倒に注意する
…とくに階段や浴槽は滑りやすいため、歩行や入浴の際は注意してください。靴の裏に滑り止めを貼るのも◎。

また、仰向けに寝ると「仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群になる可能性があります。

普段活発な人でも、お腹に圧迫感を感じたらシムスの体位で安静にしましょう。

シムスの体位になる手順
①心臓のある左側を下にして横向きに寝る。
②左足は伸ばし、右足は軽く曲げてる。
③お腹に負担が掛からない程度にうつ伏せのようになる。
★足と床との間に枕やクッションを挟んでも◎

右側を下にして寝てしまうと、寝苦しくなってしまうので注意してくださいね。

続いて、食事で気を付けるポイントを詳しくご紹介します。

2-3. 妊娠中の食生活について

この時期の食事で気を付けてほしいポイントは、次の通りです。

  • カロリーに気をつける
  • 必要な栄養素をしっかり摂る
  • NG食材に気を付ける

それぞれのポイントについて具体的に見ていきましょう。

①カロリーに気をつける

妊娠中期はお腹の赤ちゃんへ栄養を供給するため、少し食べ過ぎただけでも体重が増えてしまいます。

とはいえ、厳しい食事制限は赤ちゃんの成長をさまたげることになります。

1日2,000~2,250kcalを目安に栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。

②必要な栄養素をしっかり摂る

積極的に摂りたい栄養素は以下のとおりです。

栄養素 食品と効果
鉄分 レバー、ほうれんそうなど
効果:貧血予防
葉酸 鶏レバー、枝豆、モロヘイヤなど
効果:貧血予防、赤ちゃんの神経管閉鎖障害予防
カルシウム 小魚、乳製品など
効果:骨粗しょう症予防、赤ちゃんの体をつくる
タンパク質 大豆、肉、卵など
効果:赤ちゃんの臓器をつくる
食物繊維 海藻類、さつまいも、ゴボウなど
効果:便秘の解消・予防


他にも、魚に多く含まれるDHAは赤ちゃんの脳の形成を助けてくれます。

上記を参考に、意識的に栄養素を摂るようにしましょう。

ただし、豚レバーについては、摂りすぎると胎児に影響を及ぼす可能性のあるビタミンAも豊富に含んでいるため、過剰摂取には気を付けましょう。

また、足りない栄養素は、サプリメントで補ってくださいね。

③NG食材に気を付ける

妊娠中には、避けるべき食品・栄養素が多数あります。

NG食材
◆生もの
・お刺身や生魚など火を通していないものはNG
・お刺身は、魚に含まれる水銀が赤ちゃんの神経系にも送られてしまう
・特に水銀の濃度が高いマグロは特にNG!
◆アルコールやカフェイン
・赤ちゃんの脳や体づくりに悪影響を及ぼします
・ノンカフェインの紅茶やルイボスティーに変えましょう

また、

×糖質
×辛いもの
×体を冷やすもの
×味が濃いもの
×加工食品
×インスタント食品

…なども栄養素の吸収を妨げたり、体調をくずす原因となりますので控えてください。

特に、26週目頃のお母さんは妊娠糖尿病にかかりやすい時期です。

白米・パンなどの主食やお菓子は控えましょう。

上手に甘いものをとるコツ
・蒸し芋など自然な甘みがあるものを選ぶ
・料理には黒砂糖やてんさい糖などを使用する
・デザートはスイーツではなく果物にする

食事のポイントについてより詳しく知りたい方は、「知っておきたい妊娠中の食事とルール|おすすめ&NG食品から外食のコツまで」も合わせてチェックしてみてくださいね!

続いては仕事のポイントをご紹介します。

2-4. 仕事のポイント

妊娠26週目だと、まだまだ現役でお仕事をしているお母さんもいますよね。

しかし妊娠26週目はお母さんの体も赤ちゃんも大きく変化する時期なので、無理は禁物。

そこでここでは、お母さんが出勤時に気をつけたいことをご紹介します。

通勤時に心がけたいこと
◆満員電車に乗らない
時差出勤が可能であれば遠慮せず利用したり、いつもより10分程度早く家を出たりしましょう。
◆女性専用車両を利用する
女性専用車両は普通車両に比べ比較的空いています。また、女性同士だとマタニティマークに気づいて席を譲ってくれるケースが多いそうです。

お腹が目立ち始めると、席を譲ってもらう機会が多くなります。そのときは感謝の気持ちを忘れず、必ずお礼を言いましょうね。

◆NG行動

お母さんが出勤時に避けたいことは以下の通りです。

妊婦さんにNGな出勤時の行動
◆ハイヒールを履く
ヒールが低くて、転びにくい靴で通勤しましょう。
◆ストッキングを履く
長時間のストッキング着用はムレてしまい、早産や破水の原因である膣炎を起こすリスクがあります。
◆無理をする
切迫流産のおそれがあるため、立ち仕事の場合は一時的にデスクワークをさせてもらうか、早めの産休を願い出ましょう。

体調がすぐれないときは、

  • 周りの仲間や上司に相談
  • お休みをもらう
  • 出勤時間をずらす

など、赤ちゃんを最優先してあげてくださいね。

また仕事を続けるべきかどうか悩んだ時は、自分と赤ちゃんの状態を医師に相談してから決めてみるのも手ですよ。

次の章では、妊娠26週目にしておきたい事や、考えておきたいことをご紹介します。

3. 妊娠26週目にしておきたいこと

ここでは、妊娠26週目にしておきたいことをご紹介します。

◆歯医者に行く

妊娠中に虫歯や歯周病にかかってしまう方は少なくありません。

妊娠7ヶ月目は、体調が改善される安定期のため歯の治療に最も適した時期

虫歯や口内トラブルのある方は今のうちに歯医者さんに行きましょう。

虫歯治療のときのポイントは以下の通りです。

虫歯治療のときのポイント
・あらかじめ産婦人科の先生に相談する
・歯医者さんに妊娠していることを伝える
・体調が良くない時は、無理せず日をずらす
・母子健康手帳を忘れずに持参する

また、治療中に苦しかったり辛くなった場合は、我慢せずにすぐ伝えましょう。

◆ベビーグッズの購入

26週目にもなると、赤ちゃんの性別がほぼ確定してきます。

妊娠後期になると出かけるのが難しくなりますので、この時期に性別を知った方は、早めにベビーグッズを購入することをおすすめします。

そろえておきたいベビーグッズ
・ベビーウェア
・おむつ
・ミルクグッズ
・お風呂グッズ
・ケアグッズ
・ベビー寝具
・だっこひも
・ベビーカー

夫婦で一緒に買いに行くと、デート気分も味わえますよ。

また、一緒に調べたり購入したりすることで、旦那さんがお父さんになる自覚を持つきっかけにもなります。

次の章では、お父さんや周りの人ができること、気を付けたいことをご紹介します。

4. お父さんや周りができること

元気な赤ちゃんを産むためには、お父さんや周りの人の協力も大切です。

特にお母さんにしてあげたいことは以下のとおり。

POINT
◆家事をサポート
お母さんのおなかは一段と重く大きくなるため、家事が辛くなります。布団の上げ下ろし、お風呂掃除、買い物といった家事は大きな負担となるため、サポートしてあげてくださいね。
◆お母さんの腰をマッサージしてあげる
お母さんの体の負担は、周りが思っている以上に大きいものです。優しく腰をマッサージしてもらうだけでも楽になるので、ぜひ実践してみてくださいね。
◆ベビーグッズの調査
体を動かすことが難しいお母さんの代わりに、必要なベビーグッズを調べてあげて、赤ちゃんを迎える準備をしましょう。
◆一緒に産婦人科に行く
お母さんと一緒に説明を受けてお母さんの大変さを理解し、父親になることを自覚しましょう。家庭を大切にしようという気持ちも強くなりますよ。

妊婦さんの体は週憂が思っている以上にデリケート。

お母さんだけでなく生まれてくる赤ちゃんのためにも、無理はさせないようにしてくださいね。

5. まとめ

妊娠26週目のお母さんのための特集はいかがでしたか?

この時期についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

体に変化があらわれたりトラブルが多かったりする時期ではありますが、周りと協力しあって乗り越えましょうね。