出産予定日が近づき、長かった妊娠生活も終わりが近づいてきましたね。

赤ちゃんと対面できる日まであと少しです。

いつ陣痛が来ても大丈夫なように、出産の準備を今のうちにしっかりしておきましょう。

ここでは、

  • 妊娠38週の赤ちゃんとお母さんの状態
  • 出産のサインから入院までの流れ
  • 安産のための呼吸法

についてわかりやすく解説していきます。

初めての出産で不安なお母さんのためにもわかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.妊娠38週の赤ちゃんとお母さん

妊娠38週目はもう赤ちゃんがいつ産まれてもおかしくない時期。

お母さんも、出産に向けての高揚感や緊張感が高まってくる頃ですね。

それぞれ詳しく見てみましょう。

1-1.妊娠38週の赤ちゃん

この頃の赤ちゃんの身長は47〜49cm、体重は2500~3200gくらい。

体の器官が完成し、いつお腹の外に出ても大丈夫な状態です。

だんだんと脂肪がついてきて皮膚も厚くなり、白みがかったピンク色に変わってきます。

骨盤への移動

妊娠37~38週頃から手足をたたんで体を丸くし、徐々に骨盤の中に入っていきます。胎動が少なくなりお腹がだんだん下がってきたら、赤ちゃんが出産に向けて準備を始めたサインです。

続いて、妊娠38週のお母さんの様子を見ていきましょう。

1-2.妊娠38週のお母さん

臨月になるとお母さんの子宮口は少しずつ開いてきます。

おりものの量も増え、お母さんの体も出産の準備を始めます。

この頃のお母さんは

  • 頻尿
  • 腰痛や恥骨・足の付け根の痛み

など、体のつらい症状に悩まされることも多くなってきます。

この時期に現れるマイナートラブルについては「妊娠36週のお母さん」でも詳しく解説していますので一度チェックしてみて下さいね。

また、出産が近づいてくると「出産まであと少し」ということをお母さんに知らせるサインが出始めます。

いつ産まれてもいいように、下記の出産のサインを確認しておきましょう。

出産のサイン 詳細
前駆陣痛 子宮が収縮して不規則に痛みを感じます。すぐに痛みが引くならまだ本格的な陣痛ではありません。
おしるし 赤ちゃんを包む卵膜と子宮の壁がこすれて少量の出血が起こります。おしるしがないまま陣痛が来ることも。
陣痛 赤ちゃんを外に押し出そうと子宮が収縮します。痛みの間隔が短く規則的になってきたら本格的な陣痛の始まりです。
破水 卵膜が破れて羊水が流れ出ます。通常は陣痛の後に破水しますが、陣痛より先に破水してしまう場合もあります。


おしるしは出産の数日前~前日に見られることが多いため、慌てて病産院に行く必要はありません。

陣痛や破水の場合は迷わず病産院に連絡しましょう。

破水を見極めるポイント
・尿漏れのようにチョロチョロと温い水が出る
・意識しても止められない

上記の場合は破水している可能性が高いです。慌てずナプキンかタオルをあて、入院の準備をして車やタクシーで病産院に向かいましょう。

続いてこの時期に起こりやすいトラブルをご紹介します。

2.妊娠38週のトラブル

妊娠38週目に気を付けたい2つのトラブルについてご紹介します。

トラブル①前期破水

陣痛前に何らかの刺激で卵膜が破れ、羊水が流れ出て破水してしまうことを前期破水といいます。

尿漏れと違って意識しても止められないのが破水です。赤ちゃんの細菌感染が心配なので、破水していると感じたらすぐに病産院に連絡しましょう。

トラブル②体重増加

37週目は赤ちゃんが下がってくるため、今まで圧迫されていた胃が楽になり急に食欲が出てくる時期でもあります。

そのため、出産直前になって体重が増加してしまう人も。

急激な体重増加は「妊娠高血圧症候群を引き起こしたり、難産になるおそれがあります。

体重管理やむくみには最後まで気をつけましょう。

続いては、妊娠38週目の過ごし方のポイントをご紹介します。

3.妊娠38週の過ごし方

出産予定日がだんだん近づいて来ると

「無事出産できるかな…」「陣痛って痛そう」

と、急に現実的になり、出産に対して不安になる妊婦さんも多いかと思います。

そんなときは体の状態をよく理解し、出産当日をしっかりシミュレーションしておくと安心です。

ここでは、

の3つに分けて解説していきます。陣痛は痛いものですが、上手に痛みを逃す呼吸法も今のうちに練習しておきましょう。

3-1.妊娠38週の妊婦検診

臨月になると、妊婦検診も週に1回のペースで行われるようになります。

出産前に気になること・不安なことがあったら、何でも医師に相談しておきましょう。

臨月の妊婦検診では、次のような流れで検査が行われます。

妊娠38週目の妊婦健診メニュー

◆基本検査

・問診、触診、内診
・体重/血圧測定
・腹囲/子宮底長測定
・尿、むくみ検査
・超音波検査

◆妊娠後期の検査
・NST(ノンストレステスト)
…分娩監視装置を用いて赤ちゃんが分娩に耐えられるかを調べる
・血液検査
…血糖値や貧血、感染症の有無を調べる
・GBS(B群溶血連鎖球菌)
…妊婦さんが菌を保有している場合は感染防止の措置を行う
・骨盤X線検査
…「児頭骨盤不均衡」が疑われる場合は医師の判断により行う

NST(ノンストレステスト)や骨盤X線検査で異常が確認された場合は「帝王切開分娩」になることがあります。

持ち物については別記事の「妊娠8週目の妊婦検診」でも詳しく説明していますので、一度チェックしてみてくださいね。

続いて、入院までの流れをご説明します。

3-2.入院までのシミュレーション

出産のサインが現れてから入院まで、以下のような順番で進めます。

いつでも病産院に行けるよう、出産当日のシュミレーションをしておくと安心です。

陣痛から出産まで
出産のサインが現れる
②陣痛が10分間隔になったら、病院へ連絡する
③1人の場合は、家族(夫、母親など)に知らせる
④荷物・戸締りを確認して、病産院へ
⑤医師からの問診(緊急時以外)
⑥陣痛室または分娩室へ

そのほか、

  • 血のかたまりが出る
  • 大量の出血
  • お腹の激痛

があったときは「常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)」など胎盤の重大なトラブルが起こっている可能性があります。

家族が誰もいないときは、すぐに救急車を呼びましょう。

入院時の持ち物については「36週の出産準備のポイント」で詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

3-3.安産呼吸法

陣痛の痛みは誰もが不安に感じることですよね。

特に初めての出産の場合、陣痛は想像以上に痛いものかもしれません。

お産をスムーズに行うためには「安産呼吸法」で出来るだけリラックスした状態になることが大切です。

呼吸法には痛みを和らげるほか、赤ちゃんに十分な酸素を送る役割もあります。

安心して出産出来るよう、あらかじめ練習とイメージトレーニングをしておきましょう。

代表的な呼吸法は以下の2つです。

呼吸法 右側のタイトル
ラマーズ法 「ヒッ、ヒッ、フー」のリズムで息を吐いて力を抜き、痛みを逃してリラックスする出産法。お産の進み方により呼吸法のパターンを変えます。
ソフロロジー法 イメージトレーニングと呼吸法で心と体をリラックスさせ、痛みを和らげる出産法。お産の最後までゆっくりとした腹式呼吸を続けます。


それぞれの詳しいやり方は「お産の呼吸法の練習」で解説していますので、こちらも参考にしてみて下さいね。

自分に合った出産方法で、上手に陣痛の痛みを乗り切りましょう。

上記の呼吸法のイメージトレーニングと合わせて、

についても確認しておくと安心出来ますよ。

次の章では、この時期のお母さんにお父さんや周りの人がしてあげたい事をご紹介します。

4.お父さんや周りができること

ここでは、出産が近づき不安でいっぱいのお母さんのためにお父さんや周りがしてあげたいことを紹介します。

①お母さんとのこまめな連絡

妊娠38週はいつ出産が始まってもおかしくない状態です。

携帯の電源は常に入れて、連絡の有無をこまめにチェックしましょう。

体調を気遣うメッセージを送ったりして、出産直前のお母さんを安心させてあげましょう。

②お母さんの心と体をケアする

出産直前は特にお産への不安が高まってくる時期です。お母さんの心と体を労り、安心させてあげましょう。

  • 腰痛がつらいときに腰をさすってあげる
  • 話を聞いてあげる

などで、お母さんに安心感を与えることができます。

緊急時に備えてこまめな連絡を
急な陣痛や破水などの緊急時に備え、両親や義両親など出産当日に連絡を取りたい相手といつでも連絡が取れるようにしておきましょう。

また、上にお子さんがいる方は

  • 幼稚園や保育園のお迎え
  • 習い事の時間
  • 出産当日や入院中の段取り

などをどうするのか、必要なことを伝えておきましょう。

5.まとめ

いかがでしたか?

この時期についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

妊娠生活もあとわずかですね。

出産前で不安な気持ちになることもあるかと思いますが、できるだけリラックスして残されたマタニティライフを楽しんでくださいね。

※本文中の内容は、時期によって公開時の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。