妊娠4週目は、生理予定日を過ぎても生理が来ないことで、生理周期が正確な方や基礎体温をつけている方は妊娠していることに気づく時期です。

赤ちゃんができたことへの喜びと不安、初めての産婦人科探しなど、いろいろと気持ちが揺れることが多い時期ですよね。

ここでは、

  • 妊娠4週目の赤ちゃんとお母さんの体の変化
  • 妊娠4週目の過ごし方と注意点

についてわかりやすく解説していきます。初めての妊娠で分からないことが多いお母さんにも分かりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

また、産婦人科の初診について先に知りたい方は「2-1. 妊娠4週目の妊婦検診」からジャンプしてチェックしてみてくださいね。

1.妊娠4週目の様子と変化

生理予定日を過ぎても生理が来ない…もしかして妊娠?と思ったら、まずは自宅で簡単に検査できる妊娠検査薬を購入しましょう。

妊娠検査薬を使うと、妊娠している際に分泌される尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)という女性ホルモンをチェックすることで、妊娠の有無が確認できます。

基本的に「生理開始予定日の1週間後から」を妊娠検査可能時期としていますが、生理予定日の2~3日前から検査できるタイプのものもあります。

POINT
hCG値は個人差もあるので、もし陽性反応が出ない場合は1週間後にもう一度検査してみてください。

ここでは、妊娠4週目の赤ちゃんとお母さんの状態についてご紹介します。

1-1.妊娠4週目の赤ちゃん

妊娠4週目は子宮の中で着床が完了し、受精卵では赤ちゃんの元になる三胚葉(外胚葉・中胚葉・内胚葉)が作られます。

赤ちゃんの大きさはまだ1㎜ほどで、赤ちゃんは胎嚢(たいのう)という袋に包まれています。

とても小さくて超音波検査ではまだ確認できないことも多いですが、胎嚢は妊娠5週目までに毎日1㎜ずつ成長していきます。

ここから妊娠7週目にかけて赤ちゃんはどんどん成長し、手足や心臓、血管など、さまざまな器官が作られていきます。

1-2.妊娠4週目のお母さん

妊娠4週目は前回の生理開始日からちょうど1ヶ月が経った頃で、生理が遅れていることで妊娠に気づき始める時期です。

生理が不規則だったり、前回の生理開始日を忘れているとまだ妊娠に気づかない場合も多いです。

しかし、早い人では妊娠4週目から体調の変化が始まり、次のような「妊娠超初期症状」が表れることもあります。

妊娠「超」初期症状の例
・眠気、熱っぽい、身体のだるさ
・生理痛のような下腹部痛
・少量の出血がある
・胸の張り、乳首の痛み
・吐き気、胸焼け、肌荒れ
・匂いに敏感になる
・イライラ、頭痛、めまい、便秘、下痢
…など

これは体内のhCGホルモンが増えたことによる影響なのですが、生理前の症状と似ていることから、妊娠と思わず「生理前だからかな…」と勘違いしてしまうことも多いようです。

続いて、この時期に起こりやすいトラブルの例をご紹介します。

1-3.妊娠4週目のトラブル

妊娠4週目でチェックしておきたいトラブルを2つご紹介します。

トラブル① 着床出血

妊娠のサインともいえる「着床出血」とは、受精卵が着床するときに見られる少量の出血のことをいいます。

着床出血の特徴
時期
…整理開始予定日の1週間~数日前
状態
…薄い茶褐色やピンク色のおりものが1~2日でる

これらは妊婦さん全体の約2%が経験する「妊娠のサイン」です。

生理にしては血液の量が少なくいつもの生理とは違うことで「妊娠かな?」と気づくことも多いようです。

こんなときは要注意
鮮血が多い、ダラダラと出血が続く…といったときは流産の可能性があります。その場合はすぐに病院を受診してください

妊娠超初期症状の一つに少量の出血が見られることもありますが、それは子宮内の着床出血が流れ出てくることが原因なので、出血があっても驚かなくて大丈夫です。

トラブル② 子宮外妊娠

妊娠検査薬が陽性反応を出しても、「子宮外妊娠」という受精卵が子宮の外(主に卵管)に着床してしまう状態になると、妊娠を継続することはできません

子宮外妊娠は妊娠4週目ではまだ特に症状は出ませんが、妊娠6週目頃から出血や下腹部痛などの症状が出てきます。

数%の確率ではありますが、超音波検査で子宮内に胎嚢が確認されるまでは子宮外妊娠の症状にも気をつけておきましょう。

妊娠が継続できない理由
そのまま放っておくと子宮内で受精卵が成長を始め、卵管破裂などを引き起こしてしまいます。また赤ちゃんにも栄養が届かないため、母子のためにも妊娠継続ができないのです。

次は、妊娠4週目の過ごし方についてご紹介していきます。

2.妊娠4週目の過ごし方

ここでは、妊娠4週目の過ごし方を、

の3つに分けて解説していきます。

2-1.妊娠4週目の妊婦検診

妊娠検査薬で陽性反応が出たら、次はいよいよ産婦人科の受診です。

陽性反応が出たらすぐ受診する方もいますが、妊娠4週だと赤ちゃんを包む胎嚢がまだとても小さいので、超音波検査で確認できないこともあります。

せっかく受診したのに「また来週受診してください」と言われてしまうこともあるので、初診は妊娠5週~6週目になってからがおすすめです。

ここでは、初めての産婦人科受診のための予備知識をご紹介します。

◆初診に必要な持ち物

産婦人科の初診では、次のものが必要になります。初めての受診で失敗しないためにも、事前に持ち物を確認しておきましょう。

アイテム 特徴
健康保険証 カルテを作る際に必要。トラブルがある場合は保険適応に。
初診料 事前に初診料がいくらか確認しておく。平均3000円~1万5000円程度。
最終月経日のメモ 妊娠週数や出産予定日の算出に必要。基礎体温票か、最終月経日を聞かれる。
生理ナプキン 必要ない場合が多いが、内診の際おりものに混ざった軽い出血が見られることがある。
筆記用具 検査のあと医師から妊娠生活の説明を受けるためメモがあると便利。

 
産婦人科によりますが、診察に予約が必要な場合もあります。事前にインターネットや電話で確認してから受診しましょう。

それともう一つ大切なのが、尿検査をするので診察の直前はトイレを我慢しておくことです。直前にトイレに行ってしまうと尿検査のとき苦労するので、尿検査があることを覚えておきましょう。

妊婦検診の頻度
妊婦検診は、一般的に妊娠が確定してから妊娠23週目(~妊娠6ヶ月)までは月に1回の頻度で行われ、妊娠24週目(妊娠7カ月目)からは2週に1回行われます。

次は、日常生活を送るにあたり気をつけたいことについてご紹介します。

2-2.日常生活で気をつけること

続いては、日常生活で注意したいことを3つご紹介します。

① お酒・たばこは控える

妊娠に気がついたら、すぐにお酒とたばこはやめましょう。これらは以下のようなリスクをもたらします。

  • お酒
    …赤ちゃんの奇形や先天性疾患の原因に
  • 喫煙
    …胎児の低体重や流産・早産の原因に

妊娠に気づく前に飲酒・喫煙をしてしまって心配する方もいますが、妊娠生活で長期間の飲酒・喫煙を続けなければ、胎児への影響は心配するほどではありません

これからの妊娠生活を大切にしましょう。

② 薬や感染症に注意する

妊娠初期は赤ちゃんの外形や臓器が作られる大切な時期です。特に妊娠4週目~7週目にかけての妊娠初期は薬の服用に注意しましょう

風邪を引いた場合は市販の薬は服用せず、産婦人科を受診するのがおすすめです。内科を受診する場合は、妊娠していることを医師に必ず伝えてください。

日頃から感染症を予防する
妊娠中は服用できない薬が多いので、妊娠に気づいたら手洗いやうがい・マスクの着用など、日頃から感染症をしっかり予防しましょう。

③ 体を冷やさない

もともと冷え性の方はもちろんですが、妊娠中はホルモンバランスの影響や運動不足などが原因で血流が悪くなりやすく、体が冷えやすくなっています。

冷えが原因により、

  • つわりがひどくなる
  • お腹が張りやすくなる
  • 腰痛や便秘
  • 手足のむくみ

…などが起こりやすくなります。赤ちゃんが大きくなってくる前に、冷えは早めに改善しておきたいですね。

冷えのリスク
冷えがあまりにもひどい場合、切迫流産になるおそれもあります。体を冷やさない服装や食生活を心がけましょう。

次は、妊娠中の食事について解説します。

2-3.妊娠中の食事について

妊娠中は栄養の偏りに注意して、バランスのいい食事を続けていくことが大切です。特に、赤ちゃんとお母さんの体に大切な栄養素と、おすすめの食べ物は以下の2つです。

  • 葉酸
    …ほうれん草、モロヘイヤ、大豆、キウイなど
  • 鉄分
    …小松菜、ほうれん草、しじみ、あさりなど

また、以下の食べ物は控えましょう。

控えたい食べ物
◆生もの
…刺身、生肉、生卵など
◆アルコール
◆ナチュラルチーズ
◆脂溶性ビタミンA

…レバー、うなぎ、あん肝など

またあわせて、たんぱく質やカルシウム、ビタミン、食物繊維などは妊娠中にきちんと摂っておきましょう。

妊娠中の食事については「知っておきたい妊娠中の食事とルール|おすすめ&NG食品から外食のコツまで」をチェックしてみてくださいね。

続いて、妊娠4週目にしておきたいことについてご紹介します。

3.妊娠4週目にしておきたいこと

ここからは、妊娠4週目でやっておきたいことを3つご紹介します。

3-1.産婦人科を探す

妊娠検査薬で陽性反応が出たら、次は産婦人科探しです。自分に合った産婦人科を見つけて、安心して出産までの期間を過ごしましょう。

産婦人科選びのポイントをいくつかご紹介します。

① 通いやすさ

診療時間や交通の便など、通いやすさを検討しましょう。妊娠後期になると遠くまで通うのが大変になるので、なるべく自宅から通いやすいところが便利です。

② 総合病院や個人産院か

総合病院、大学病院、産婦人科病院、個人産院、助産院など、産婦人科は5つのタイプから選べます

総合病院や大学病院では高度な医療が受けられるので万が一のとき安心で、産婦人科病院、個人産院、助産院はアットホームな雰囲気が魅力です。

③ 出産費用はどのくらいかかるか

産院によって分娩・出産費用は異なります。

サービスの充実や豪華さ、個室か大部屋かで入院費用も大きく異なってくるので、出産に必要な費用も調べておきましょう

④ 入院中の食事メニュー

手作りのフルコースなど、入院中の食事がおいしいことで人気の産院もあります。口コミやホームページなどでチェックすることができます。

⑤ 母子同室か別室か

産後赤ちゃんとお母さんが同じ部屋で過ごすか、別室にして赤ちゃんは新生児室で過ごすかを選ぶことができます。

母子同室は退院後赤ちゃんとの生活がスムーズになり、別室は産後お母さんの身体をゆっくり休めるなどのメリットがあります。

まずは下見がおすすめ
インターネットや口コミである程度のことはわかりますが、実際に行ってみないとわからないことも多いです。一度下見に行って、産院の雰囲気や清潔さなどをチェックしてから受診するのもおすすめ。

続いて妊婦検診の服装やメイクについてご紹介します。

3-2.妊婦検診の服装とメイク

産婦人科が決まったら、次はいよいよ受診です。

初診はどういう服装で行ったらいいの?など、初めての産婦人科受診でわからない方も多いのではないでしょうか。

ここでは妊婦検診の服装やメイクについてご紹介します。

① スカートやチュニックで
内診台にあがるときは下着を脱ぐので、スカートやチュニックがおすすめです。タオルや毛布を掛けてくれるところもあります。
②ストッキングより靴下で
靴下の場合、ショーツだけを脱いで内診台にあがれます。会社帰りの場合は難しいかも知れませんがストッキングより靴下のほうが便利です。
③メイクはできるだけ薄めに
医師は妊婦さんの顔色をチェックするので、厚化粧ではなくなるべく薄めのメイクで受診しましょう。

メイクはできるだけ薄目を心がけたいところですが、ノーメイクである必要はありませんよ。

ちなみに、初回の妊婦検診までは妊娠がまだ確定していません。パパへの報告は、胎盤が見えて妊娠が確実なものになってからがおすすめです!

4.まとめ

いかがでしたか?他の週について知りたい方は、以下を参考にしてみてくださいね。

初めての妊娠は分からないことも多く、お腹に新しい命が宿った喜びと、親になることへの不安や戸惑いの気持ちでいっぱいですよね。

妊娠が分かったら、いよいよマタニティライフのスタートです!

これから始まるつわりや体調の変化に不安を感じることあるかもしれませんが、ゆったりとした気分で、楽しいマタニティライフを過ごしていってくださいね。