妊娠6ヶ月目は「妊娠中期」とよばれる時期で、妊娠20~23週目の妊娠期間のことをいいます。

この時期に入ると比較的体調は安定してきますが、お腹がどんどん大きくなってくるので、これまでよりも体に重みを感じているのではないでしょうか。

しかし、それは赤ちゃんがしっかりと成長している証拠でもあります。

元気な赤ちゃんに会うために、楽しく健康な妊娠生活を送っていきましょう!

1. 妊娠6ヶ月の様子と変化

妊娠6ヶ月目では、赤ちゃんのからだも新生児に近づきはじめ、脳の神経や顔立ちができあがってきたり睡眠時間などの生活習慣も少しずつ確立してきます。

一方、お母さんはほとんどの人が胎動を感じ始め、お腹もどんどん大きくなってきます。

では、この時期の赤ちゃんとお母さんの状態について詳しく見ていきましょう。

1-1. 妊娠6ヶ月目の赤ちゃん

まず、妊娠6ヶ月目の赤ちゃんの体長と体重は、以下のとおりになります。

妊娠6ヶ月目の赤ちゃんの大きさ・重さ
妊娠20週
… 170mm~230mm / 220g~350g
妊娠21週
… 190mm~250mm / 300g~450g
妊娠22週
… 230mm~280mm / 400g~500g
妊娠23週
… 250mm~300mm / 450g~700g

 また、妊娠6か月目の赤ちゃんは以下のように成長をしています。

  • 用水の中で動き回るようになる
  • 消化器や泌尿器が発達する
  • 触覚、聴覚が発達する
  • 眉毛や爪が生え、目が開く

この時期の赤ちゃんは神経や顔立ちがはっきりしてくるため、より新生児に近づいてくる時期であるともいえますね。

1-2. 妊娠6ヶ月目のお母さん

妊娠6ヶ月目には、ほとんどのお母さんが胎動を感じはじめます。

しかし一方で「マイナートラブル」という妊婦さん特有の体調不良に悩まされる人もしばしば。

マイナートラブルの主な症状には、以下のようなものがあります。

マイナートラブルの主な症状
・便秘や痔、腰痛
・足がむくむ・つりやすくなる
・乳房が大きくなって乳首がちくちくする
・皮膚に色素沈着しやすくなる
・歯茎が弱くなる
・動悸や息切れ …など

また、20週目を過ぎると子宮は週に1cmもの速さで大きくなっていくので、お腹のハリや腰痛・息切れ・動悸なども起こりやすくなってきます。

他にも、食欲が増えるため、体重管理にも気をつけなければいけない時期です。

続いて、この時期に気をつけたいトラブルについてご紹介します。

1-3. 妊娠6ヶ月のトラブル

妊娠6ヶ月目には、以下のようなトラブルが起こることがあります。

簡単にご紹介しますので、詳しくは紹介している各週にとんでみてくださいね!

妊娠6ヶ月目のトラブル
◆切迫流産の兆候が見られることがある
詳しくは20週の記事へ
◆妊娠高血圧症候群
詳しくは21週の記事へ
◆早産
詳しくは22週の記事へ
◆妊娠性痒疹
◆後期つわりの症状

詳しくは23週の記事へ

これらは、普段の生活を見直すことでも、改善・対策していけますよ。ご自身の体調に気をつけながら少しずつ予防していきましょう。

続いて、妊娠6ヶ月の過ごし方についてご紹介します。

2. 妊娠6ヶ月の過ごし方

ここでは、妊娠6ヶ月の過ごし方を、

妊婦検診の内容や予定
日常生活で気をつけるポイント
妊娠中の食事について
仕事のポイント

…という4つに分けて、詳しくご紹介していきます。

2-1. 妊娠6ヶ月目の妊婦検診

定期検診は妊娠12週目~23週目(妊娠4~6ヶ月)までは4週間に1回のペースで健診に行くようにしましょう。

ただし7ヶ月目に入る24週目からは2週間に1回のペースに変わるので気をつけてくださいね。

◆妊娠6ヶ月目の検査内容

妊娠6ヶ月目の検査メニュー
・問診、内診、体重、血圧測定
・尿検査
・腹部超音波検査
・経腟超音波検査
・浮腫検査
・腹囲、子宮底長測定
・乳房の観察
 など

超音波検査ではお腹を出すので、

  • 着脱しやすいゆったりとした服装
  • 上下が分かれている服装

がおすすめです。さらに、ストッキングやスパッツは避けて靴下にすると着替えが楽になりますよ。

また顔色や肌の様子からも健康状態をチェックするので、なるべくノーメイクかナチュラルメイクを心がけ、ばっちりメイクは避けましょう

◆妊婦検診の持ち物

検診の際は以下のものを持っていきましょう。

妊婦検診の持ち物
・母子健康手帳
・診察券
・公費補助券
・保険証
・お金(5,000円~15,000円程度)
・メモ用紙、筆記用具

また内診や超音波検診のあとに出血することがあるため、生理用ナプキンを持参しておくと安心ですよ。

続いては、日常生活で気をつけたいことについてご紹介します。

2-2. 日常生活で気をつけること

妊娠6ヶ月目では、お腹が大きくなることによる体の不調や、食欲増加による太り過ぎなどに注意しなくてはなりません。

妊娠6ヶ月目では、主に以下のことに気をつけましょう。

アイテム 特徴
① 体重管理 ・妊娠高血圧症などの予防
詳しくはこちら
②適度な運動
③腰痛対策
・出産に向けた体力づくり
・むくみや腰痛・便秘などの予防
詳しくはこちら
④ 妊娠線ケア ・早めのケアで妊娠線を予防
詳しくはこちら
⑤ お腹のハリ対策 ・寝苦しさを解消してリラックス
詳しくはこちら

 
実際の実践方法などについては各記事でご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

続いては、妊娠6ヶ月の食事について詳しくご紹介します。

2-3. 妊娠中の食事について

妊娠6か月目には、体重管理はもちろん栄養をしっかりと摂ることが大切です。

積極に摂りたい栄養素
《葉酸》
・鶏レバー、枝豆、モロヘイヤなど
…妊娠中の貧血予防、赤ちゃんの先天性異常の予防
《タンパク質》
・肉類、卵、大豆製品など
…赤ちゃんやお母さんの体づくりをサポート
《カルシウム》
・乾燥ひじき、干しエビ、ヨーグルトなど
…赤ちゃんの骨や歯の形成、お母さんの腰痛の予防

食事については、以下のようなポイントを意識してみるのがおすすめです。

  • 3食規則正しく食事する
  • 低カロリー、高たんぱくな食事をする
  • 減塩をこころがける
  • 妊娠中期に特に必要な栄養をとる

また刺身や生卵などの生ものやアルコールなどは食べないようにしましょう。

詳しくは別記事の「知っておきたい妊娠中の食事とルール|おすすめ&NG食品から外食のコツまで」をチェックしてみてくださいね。

続いて、妊娠中の仕事のポイントをご紹介します。


2-4. 仕事のポイント

妊娠6ヶ月は、安定期に入るため、仕事も継続して行う妊婦さんもいらっしゃいます。

しかし妊娠中は、安定期であってもいつ体調不良を感じてもおかしくないので注意してくださいね

無理せずお仕事を頑張るために、以下のようなポイントを心掛けてみてください。

妊娠6ヶ月目の仕事のポイント
・絶対に無理をしない
・早く帰らせてもらったり、休憩をのばしてもらう
・車や自転車での通勤はNG
・電車通勤では、遠慮せずに座らせてもらう
・退職の準備をはじめる
・産休の時期を考える …など

お仕事を続けている妊婦さんにとっては、退職や産休についても考えはじめる時期ですよね。

退職のタイミングや流れなどについては「妊娠22週の仕事のポイント」で詳しくご紹介していますので、ぜひ参にしてみてください。

続いて、妊娠6ヶ月目にしておきたいことをご紹介します。

3. 妊娠6ヶ月にしておきたいこと

妊娠6ヶ月目では、出産や出産後に向けて以下のようなことを行っておきましょう。

妊娠6ヶ月目にしておきたいこと
歯科検診に行く
…妊娠中の虫歯や歯周病は赤ちゃんに感染するため、安定期に歯科へ
乳頭マッサージをはじめる
…産後の母乳育児をスムーズに行えるように
マタニティウェディング
…安定期に行うのがベスト。行動は早めに。
転院
…転院先の空き状況を把握してから行動
母親学級に参加する
…栄養管理や情報交換などに使える

比較的体調が良い妊娠6ヶ月目頃に上記をこなしておくことで、妊娠中はもちろん、出産や出産後をスムーズに過ごすことができます。

最後に、お父さんや周りができることについてご紹介します。

4. お父さんや周りができること

安定期に入るものの、妊婦さんは身体的にも精神的にもストレスを抱えやすい時期です。

周囲の方々は、そうした妊婦さんの状況を理解して、些細なことからも生活を支えてあげましょう。

特に妊娠6ヶ月目頃では、体重管理が必要であったり、お仕事をしている妊婦さんは仕事をどうするかなど考えることが多い時期のため、積極的に協力することが大切です。

妊娠6ヶ月目に周囲ができること
・家事や買い物などに協力する
・一緒に運動したり、公園にいく
・マタニティウェディングの準備
・バースプランを計画する
・両親学級への参加 …など

これ以外にも、妊婦さんのお話を聞いてあげるだけでも、ストレス解消になるので、コミュニケーションをとることも大事すると良いですね。

5. まとめ

今回は、妊娠6ヶ月目について赤ちゃんや妊婦さんの状態についてや、過ごし方のポイントなどについて、全体的に紹介してきましたが、いかがでしたか?

この時期についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

妊娠6ヶ月目は、安定期に入るもののまだまだ体調面でも大変なことが多い時期です。

無理せずに体調に気をつけながら、赤ちゃんに会う準備をしていきましょう。