妊娠7週目は赤ちゃんの心拍が確認される大事な時期です。また、つわりもだんだんと本格的になり、体調不良がつらい頃ですよね。

ここでは、

  • 妊娠7週目の赤ちゃんとお母さんの体の変化
  • つわりや気になる体の変化
  • 妊娠初期の食生活と日常生活の過ごし方

について分かりやすく解説していきます。

つわりの対処法についてもわかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.妊娠7週目の様子と変化

妊娠7週目は赤ちゃんの心拍が確認されはじめ、流産のリスクがグッと下がる時期です。

ここからは、妊娠7週目の赤ちゃん・お母さんの状態と、この時期に起こりやすいトラブルをご紹介します。

1-1.妊娠7週目の赤ちゃん

この頃の赤ちゃんは9~14mmほどで、胎芽(たいが)と呼ばれる状態です。体つきが超音波検査ではっきりと確認できるようになります。

また超音波検査では、チカチカと点滅する赤ちゃんの心拍が確認できるようになり、流産の可能性が5%まで下がります。

指はまだありませんが、手のひらや足、顔のパーツ形成が始まり、頭と胴体の区別がついて2頭身になります。

1-2.妊娠7週目のお母さん

妊娠5~6週から少しずつ始まる「つわり」。

妊娠7週目になるとだんだんと症状がひどくなり、吐き気などの体調不良に悩まされる方も増えてきます。

つわりによる吐き気がひどく、脱水など症状が重い場合は「妊娠悪阻」と診断され、治療が必要になります。

妊娠悪阻(にんしんおそ)とは
・1日に何度も吐いてしまう
・食事も水分もほとんどとれない
・体重が急激に減少している
・トイレの回数が極端に減った

…などの症状があるときは妊娠悪阻と診断され、軽い場合は点滴のみ、重い場合は入院治療を行います。つわりがひどいときは我慢しすぎず、早めに医師に相談を。

つわりの症状以外にも、妊娠によるホルモンバランスの乱れや子宮が大きくなって腸を圧迫することで、

  • 肌荒れ
  • 便秘

…などといった体の変化やトラブルも起こります。

稀につわりの症状がほとんどなくて心配になる方もいるようですが、つわりの症状や程度には個人差があるようなので心配いりません。

つわりの対策については別記事の「妊娠中のつわりを乗り越える方法9選|症状から軽減するコツまで全解説」をチェックしてみてくださいね。

◆おりものの状態もよく確認する

おりものがいつもより黄色くなったり粘り気があったりするのは妊娠初期によく見られます。

しかし白いカスのようなものがあったりかゆみがあるときは感染症の疑いがあるため、産婦人科へ相談してください。

次は、この時期に気をつけたいトラブルについてご紹介します。

1-3.妊娠7週目のトラブル

妊娠7週目に起こりやすい体のトラブルをご紹介します。

トラブル① つわりを感じやすくなる

多くの妊婦さんがこの時期に気になるのはやはり「つわり」ですよね。

つわりは病気ではありませんが、症状が重いと肉体的にも精神的にもつらくなります。

つわりには以下のような症状があります。

つわりの症状
①吐き気やおう吐(吐きつわり)
…つわりの代表的な症状。脱水症状に気をつけて、なるべくこまめに水分を摂るようにしましょう。

②食欲不振(食べつわり)
…空腹時や満腹時に吐き気をもよおし、食欲がなくなってしまうこと。

③においに敏感になる(においつわり)
…においに敏感になり、食べ物のにおいや生活臭など苦手なにおいを嗅ぐと気分が悪くなります。

④眠くてたまらない(眠りつわり)
…妊娠初期によくある症状で、いくら眠っても日中も眠くなってしまうことがあります。

そのほかにも、よだれがいつもよりたくさん出る、食べ物の好みが変わる…などつわりの症状はさまざまです。

つわりは妊娠8~11頃にピークを迎えますが、その後だんだんと治まってきて、胎盤が完成する妊娠16週頃にはほとんどの方が落ち着いてくるので、短い間の辛抱です。

妊娠初期の食事やつわりの対処法については記事下部の「2-3.食事のポイントでもご紹介いたします。

トラブル② 流産

赤ちゃんの心拍が確認されると流産の可能性はグッと減りますが、まだまだ油断は禁物です。

もし以下のような症状があったら、流産切迫早産の可能性もあるので、自己判断するのは危険です。なるべく早めに産婦人科を受診しましょう。

  • 鮮血や長引く出血
  • 生理痛のような下腹部の痛み
  • お腹が頻繁に張る

お腹が張るのは妊娠中によくあることですが、しばらく安静にしてもなかなか張りが治まらないときは産婦人科に電話して相談してみてください。

続いては、妊娠7週目の過ごし方についてご紹介します。

2.妊娠7週目の過ごし方

妊娠初期は「器官形成期」と呼ばれ、赤ちゃんの器官がつくられる大切な時期です。

ここでは妊娠7週目の過ごし方を、

の4つに分けてご紹介します。

2-1.妊娠7週目の妊婦検診

妊娠7週目は2回目の健診になる方も多いと思いますが、この時期の妊婦検診は1~2週おきに行い、赤ちゃんが無事成長していることを確認します。

初診の方は産院に行くときの持ち物や服装、妊婦検診で何をするのか知っておくと心の準備ができますよね。

妊婦検診には、以下の持ち物が必要になります。

アイテム 特徴
健康保険証 カルテを作る際に必要。トラブルがある場合は保険適応に。
初診料 事前に初診料がいくらか確認しておく。平均3000円~1万5000円程度。
最終月経日のメモ 妊娠週数や出産予定日の算出に必要。基礎体温票か、最終月経日を聞かれる。
生理ナプキン 必要ない場合が多いが、内診の際おりものに混ざった軽い出血が見られることがある。
筆記用具 検査のあと医師から妊娠生活の説明を受けるためメモがあると便利。

 
そのほか、待ち時間が長いときのために本などを持参していくと退屈しなくていいですよ。

妊婦検診に行くときの服装やメイクについては、別記事の「妊娠 4週」でもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

◆妊婦検診ですること

初診の際はまず問診票が渡されますが、2回目以降も妊婦検診は以下のような流れで行われます。

妊婦検診の流れ
①尿検査
…毎回行います。尿蛋白・尿糖などを調べます。直前にトイレに行ってしまうと苦労するので妊婦検診の前はトイレを我慢しておきましょう。
②体重・血圧測定
…毎回行います。妊娠高血圧症候群を見極めるためにも必要です。
③問診
…医師から体調はどうかなど、現在のお母さんの様子を聞かれます。気になることがあれば医師に相談しましょう。
④超音波検査(エコー)
…子宮内に赤ちゃんを包む胎嚢(たいのう)があるかを調べます。卵管や卵巣も同時に見て、子宮外妊娠でないことを確認します。
⑤内診
…内診では、医師が膣の中に直接手を入れて子宮や卵巣の状態を診察します。医師がお腹を触って外側から子宮も診察します。
⑥血液検査
…妊娠中に3回以上行います。血液型や感染症の抗体の有無、貧血の検査など行います。

初診の場合は、一番最初に問診票を記入します。年齢や身長・体重・家族構成、アレルギーの有無、最終月経の開始日などを把握しておきましょう。

妊婦検診は赤ちゃんやお母さんの健康状態をチェックしたり、医師とのコミュニケーションを図れる大切な場です。気になることがあれば医師に何でも相談しましょう。

妊婦検診の服装やメイクについては別記事の「妊娠4週目のママが知っておきたいこと|妊婦検診の服装とメイク」でも詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

2-2.日常生活で気をつけたいこと

妊娠4~7週目は赤ちゃんの器官がつくられる大切な時期です。妊娠がわかったら以下の行為には気をつけましょう。

妊娠初期のNG行為
・お酒やたばこ
…赤ちゃんが障害を持って生まれてきたり、流産、早産、発育の遅れ、低体重児などのリスクが高くなります。

・市販の薬
…妊娠初期は薬の影響を受けやすくなっています。便秘薬や風邪薬なども自己判断せず、産婦人科で処方してもらうようにしましょう。

・体を冷やす
…体の冷えはつわりを悪化させたりお腹を張りやすくします。冷たい飲み物はほどほどに、下半身も冷やさないようにしましょう。

・ストレスや過労
…妊娠中はイライラしやすくなりますが、過度なストレスや過労は血流を悪くし、赤ちゃんの発育にも悪影響です。なるべくリラックスして過ごしましょう。

続いて妊娠初期に気をつけたい服装のポイントをご紹介します。

◆服装のポイント

妊娠初期はまだお腹も目立っていないためマタニティウェアを着るには少し早い時期ですが、お腹の赤ちゃんが元気に育つためにはお母さんの服装にも注意が必要です。

①ローヒールの靴に変える

普段ハイヒールに慣れている妊婦さんは履き慣れないかもしれませんが、転倒防止のためにも妊娠中はなるべくかかとの低い靴を履くようにしましょう。

②お腹を締め付けないパンツやレギンス

これからだんだんとお腹が大きくなっていきます。ジーンズのようなお腹を締め付けるパンツは血流にも悪いのでなるべくゆったりとした服を着るようにしましょう。

③体を冷やさない服装

妊娠中特に気をつけたいのが「冷え」対策です。寒い季節は腹巻きなど体を温めるインナーも用意し、特にお腹周りを冷やさないようにしましょう。

次は、この時期の食事のポイントについてご紹介します。

2-3.妊娠中の食事について

妊娠中はバランスのいい食生活が大事ですが、つわりが始まると食欲がなくて食べられなかったり、食事の支度をするだけでも大変なこともありますよね。

ここでは、

  • 妊娠7週のおすすめ&NG食材
  • つわりのときの食事のポイント

についてご紹介します。

妊娠7週のおすすめ栄養素と食材
① 葉酸
・ブロッコリー、ほうれん草、枝豆、キウイフルーツ、いちごなど
…胎盤の形成、赤ちゃんの脳や神経を作る、神経障害のリスクを減らす
② 鉄分
・ほうれん草、大豆食品、切り干し大根など
…赤ちゃんの血を作る
③ カルシウム
・ヨーグルト、干しエビなど
…母子の骨や歯を形成する
④ たんぱく質
・豚もも肉、卵など
…赤ちゃんの血液や筋肉、臓器などを作るために必要な栄養素

また、妊娠中には気をつけて摂りたい食べ物もあります。

  • 生もの
    …生肉や刺身、生卵など
  • 大型魚
    …マグロ、カツオ、金目鯛など
  • ナチュラルチーズ
  • 脂溶性ビタミンA
    …レバー、うなぎなど

上記のものはなるべく摂らないようにしましょう。感染症にかからないように、生ものはしっかり加熱してくださいね。

またカフェインなども妊娠中は気をつけて摂る必要があります。

別記事の
知っておきたい妊娠中の食事とルール|おすすめ&NG食品から外食のコツまで
妊婦さんのカフェインの摂り方|妊娠中もカフェインを安全に楽しむコツ
もチェックしてみてくださいね。

◆つわりのときの食事のコツ

栄養バランスのいいものをしっかり食べないと…といっても実際つわりが始まると、食べたいものが思うように食べられないこともありますよね。

無理して食べようとするとそれもストレスになるので、

  • 食べられるものを食べる
  • 何回かに分けて食べる
  • こまめな水分補給

この3つができていれば、食事が多少偏ってしまってもつわりの時期は仕方ありません。

空腹時に気持ちが悪くなることが多いので、空腹の時間をなるべく作らないように一口サイズのガムなどを持ち歩くと便利です。

つわりの時期におすすめの食事については、別記事の「つわりを楽にする食べ物11選|吐き気を抑えて栄養も摂れるおすすめ食材」でも詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

次は、妊娠7週目の仕事との向き合い方についてご紹介します。

2-4.仕事のポイント

妊娠がわかると「産後仕事をどうするか?」など色々考えないといけないことがあります。

職場にはいつ頃伝えたらいいのか、安定期に入るまで黙っていたほうがいいのでは…など、職場に伝えるタイミングを悩むこともありますよね。

◆妊娠報告のタイミング

あまり早すぎると流産のリスクもありますが、体調や社内調整の問題もあるので、妊娠が確認されたらなるべく早めに直属の上司に報告をしておきましょう。

おすすめは妊娠がほぼ確定する妊娠10週頃の報告です。

上司に伝えることで、以下のことを考慮してもらうことができます。

① 体調が悪いときは休みを申請する
…休みが欲しい場合は妊娠を隠さず、まずは上司に相談してみましょう。「母子健康管理指導事項連絡カード」に医師が記入したものを申請すると、労働時間の短縮や休暇の取得が可能になります。

② スケジュールに調整してもらう
…長時間の勤務は身体に負担がかかります。妊娠を伝えて、無理のないスケジュールに調整してもらいましょう。

③ 通勤時間の変更
ラッシュ時の満員電車はお腹を圧迫して危険です。満員電車を避けるため、通勤時間をずらして出勤できるよう上司に相談しましょう。

妊婦さんの時差出勤は考慮できるよう法律で定められているため、気負う必要はありません。

無理をして頑張りすぎてストレスを溜めてしまうと、お腹の赤ちゃんの発育にもよくないため、体調に自信がなく、できないと思ったことはきっぱり断りましょう。

次は、妊娠7週目にやっておきたいことについてご紹介します。

3.妊娠7週目にしておきたいこと

ここからは、妊娠7週目にしておきたいことを3つご紹介します。

◆母子手帳を受け取る

妊娠が確定したら、住民票がある市区町村の役所、または保健所に「妊娠届」を提出して「母子健康手帳」を受け取ります。

母子健康手帳は妊娠中から産後までの健康記録を記入するもので、妊婦検診に行くたび必要になりますよ。

また母子手帳を受け取るときに自治体から妊婦検診費用の補助が受けられる「受診票」がもらえます。補助の内容は各自治体によって異なるので、窓口で受け取るときに確認しましょう。

母子手帳は長く持つもの
母子手帳は妊娠中や産後のこと、予防接種の記録など、お腹の赤ちゃんが小学校入学する頃まで長い間使うものです。

おしゃれな母子手帳ケースは別記事の「おしゃれな母子手帳ケース人気ブランド15選」でもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

◆出産計画について考える

出産は自宅の近くの産院にするか、それとも実家の近くに里帰り出産をするか、出産と入院費用はいくらかかるかなど、出産計画をたててみましょう。

妊婦検診・出産にかかる費用のめやす
・分娩・入院費:約30~80万円
・妊婦検診:約6~20万円

健康保険に加入していれば「出産一時金」が子供1人あたり42万円支給されますが、それでも妊娠・出産にかかる費用は高額。

「お金はだいたいどのくらい用意すればいいのか」など、出産にかかる費用も考えておきましょう。

最後に、お父さんにできることをご紹介します。

4.お父さんにできること

妊娠中のお母さんは情緒不安定になりやすく、いつもよりイライラしやすくなったり落ち込んだりしやすくなっています。

また、つわりがだんだんと本格的になってくると家事をするのもつらくなることも。

お父さんはお母さんの身体の変化をよく理解して、なるべく広い心で接し、優しい言葉でサポートしてあげましょう。

妊娠中のお母さんにNGな言葉
× がんばってね!
…1人で頑張るわけではないので、「何か手伝おうか?」と聞いてあげましょう。

× 病気じゃないから大丈夫
…妊娠は病気ではありませんが、体調不良がつらいときは「無理しないで」と優しい言葉をかけてあげましょう。

重たいものを持ったり身体に負担のかかる家事などは、できる範囲でお父さんが手伝ってあげましょう。

たばこを吸う方は家では吸わないようにして、妊娠中のお母さんとお腹の赤ちゃんの健康を第一に考えて過ごしてあげてくださいね。

5.まとめ

いかがでしたか?他の週について知りたい方は、以下を参考にしてみてくださいね。

妊娠8週からは妊娠3か月に突入します。そろそろつわりもピークを迎え、赤ちゃんの姿もだんだんはっきりと見えるようになってきます。

お腹はまだほとんど目立ちませんが、お腹の中の赤ちゃんはすくすくと育っています。つわりがつらい時期かもしれませんが、休みたいときは無理せず休んで、周りのサポートに頼れるときは頼りましょう。

なるべくストレスを溜めないように、楽しいマタニティライフを過ごしていってくださいね。