妊娠18週目は、安定期に入って数週間が経ち、妊婦さんとしての生活に慣れてきた頃ではないでしょうか?

とはいえ、いつまでたっても不安はつきないものですよね。そこでここでは、

  • 妊娠18週目の赤ちゃんとお母さんの様子
  • 体のトラブルや日常生活のポイント

などについて詳しくご紹介します。

また、この時期にしておきたいことや気を付けたいトラブルについても解説しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

1. 妊娠18週目の様子と変化

妊娠18週目は、安定期に入って3週目の時期となります。この時期の赤ちゃんは急激に成長し、胎動がより活発化する時期でもあります。

では、この時期の赤ちゃんとお母さんの状態について詳しく見ていきましょう。

1-1. 妊娠18週目の赤ちゃん

妊娠18週目の赤ちゃんは急激に成長し、大きさは150~180mmほど、体重は130~220gほどで、より人間らしい見た目に近づいています。

赤ちゃんの体には脂肪がつき始め、産毛も生え始めます。さらに、この時期の特徴として「指しゃぶり」や「胎便」が始まることも。

胎便とは?
胎便とは赤ちゃんが子宮の中でする便のこと。ただし胎便は一般的にイメージされる便と違って汚いものではなく、お母さんや赤ちゃんに悪い影響はないので安心してくださいね。

では、次に妊娠18週目のお母さんの様子を見ていきましょう。

1-2. 妊娠18週目のお母さん

この時期のお母さんは、心身ともに最も安定する「安定期」に入っています。

つわりがおさまって食欲が増加し、ウエストや腰回りを中心に全体的にふっくらとしてきます。さらに、下腹部が少しずつ目立ってくるようにもなります

赤ちゃんの成長が進んでくるとお母さんの心臓に負担が掛かり、体のだるさが抜けない人もいるようです。

無理はせず自分の体と相談しながらゆっくり休むようにしましょう。

次は、お母さんの体におきるトラブルについて解説します。

1-3. 妊娠18週目のトラブル

ここでは、妊娠18週目でチェックしておきたいトラブルをご紹介します。

トラブル① 痔

赤ちゃんの成長とともに子宮が大きくなるにつれて、肛門や直腸付近が圧迫されて血流が悪くなり痔のリスクが高まります

また運動不足や便秘が原因のことも多いので、

  • 体に負担がかからない程度の運動
  • 食物繊維を積極的に摂る

…などを心がけましょう。

トイレットペーパーについた血が切れ痔だと思っていても、実は子宮からの出血の可能性もあるのではっきりわからない時は産婦人科に相談を。

トラブル② 貧血や立ちくらみ

赤ちゃんが大きく成長するこの時期は、実はお母さんの体に大きな負担がかかっており、貧血立ちくらみを起こしやすくなっています。

これらの症状を防ぐためにも、

  • 疲れたらすぐに休憩する
  • マッサージで血の巡りをよくする
  • 食事バランスに気を付ける

といったことを意識しましょう。

また、この時期に押さえたい食事のポイントは後ほど「2-3.食事のポイント」で詳しくご紹介しますので参考にしてみてくださいね。

続いて、妊娠18週目の過ごし方のポイントをご紹介します。

2. 妊娠18週目の過ごし方

ここでは、妊娠18週目を快適に過ごせるように

  1. 妊娠18週目の妊婦検診
  2. 日常生活で気をつけたいポイント
  3. 妊娠中の食生活について
  4. 仕事のポイント

の4つに分けて、解説していきます。

2-1. 妊娠18週目の妊婦検診

妊娠23週目までは、【月に1回】の妊婦検診が推奨されています。

妊娠16週頃に検診を行っていた場合、次回の検診は【妊娠20週頃】です。

自分と赤ちゃんの健康のためにも、妊婦健診は定められたペースでしっかり受けるようにしてくださいね。

次に、妊娠18週目での日常生活のポイントをご紹介していきます。

2-2. 日常生活で気をつけたいポイント

妊娠18週目で気をつけるべき日常生活のポイントは以下の通りです。

日常生活のポイント
① 適度に運動する
…極度な体重増加の防止や体力づくりのためにもマタニティスポーツを始めるのがおすすめです。

② しっかり睡眠をとる
…ホルモンバランスの乱れによる体調不良の防止、疲労回復のためにもしっかり睡眠をとりましょう。

③ 体の負担になることを避ける
…重いものを持つ、長時間立つなどの体の負担になることは避けましょう。

④マタニティウェアを着用する
…おなかが大きくなり始めるこの時期から、リラックスできるゆったりした服装を心がけましょう。

安定期とはいえ、これらのポイントを意識して規則正しい生活を心がけてくださいね。

また、体調が安定しているこの時期から「マタニティスポーツ」を始めるのがおすすめです。

マタニティスポーツには、

  • ヨガ
  • スイミング
  • エアロビクス
  • バレエ

など様々な種類があります。

体重管理や安産力の向上、肩こりの予防などに効果的ですのでぜひ試してみてくださいね。

次は、食事のポイントについて解説します。

2-3. 妊娠中の食事について

お母さんが食べたものは、そのままお腹の赤ちゃんの栄養になります。ここでは、赤ちゃんとお母さんの健康を守るために気を付けたい食事のポイントをご紹介します。

◆母乳育児を意識した食事バランス

母乳は、赤ちゃんとお母さんにとって

  • 赤ちゃんの免疫力を高めてくれる
  • お母さんの体力回復を早めてくれる

など、良いことがたくさんあるといわれています。

そのため、産後の母乳の出をよくするためにもこの頃から「母乳育児」を意識した食事バランスを心がけましょう。

母乳育児に良い栄養素
たんぱく質
…しらす干し、牛肉、イワシなど
鉄分
…豚レバー、あさり水煮缶、乾燥ひじきなど
カルシウム
…桜エビ、チーズ、ししゃもなど

上記を参考に、栄養バランスの良い食事を意識しましょう。

また、妊娠中に摂るべき栄養素は「知っておきたい妊娠中の食事とルール|おすすめ&NG食品から外食のコツまで」で詳しく紹介されていますので参考にしてみてくださいね。

◆鉄分を多めに摂る

赤ちゃんの成長とともにお母さんの血の量が2倍になり、血の濃度が薄まって貧血を起こしやすくなるこの時期には、「鉄分」を多めに摂ることが大切です。

妊娠中期にあたる18週目頃は、一日あたり約20mgの鉄分を摂取することが推奨されています。

鉄分を多く含むおすすめの食材とその含有量を以下の表にまとめました。

食品 100gあたりの鉄分含有量
豚レバー 13.0mg
かつお 1.9mg
あさりの佃煮 18.8mg
乾燥ひじき 55.0mg
納豆 3.3mg


これらを参考に、意識的に鉄分を摂るようにしましょう。

ただし、豚レバーについては摂りすぎると胎児に影響を及ぼす可能性のある「ビタミンA」も豊富に含んでいるため、過剰摂取には気を付けてくださいね。

続いて、この時期の仕事のポイントについてご紹介します。

2-4. 仕事のポイント

おなかが大きくなり始める時期とはいえ、妊娠18週目はまだまだ働ける時期でもあります。とはいえ、

  • 通勤などでの立ちっぱなし
  • 階段での昇り降り
  • 長時間の同じ姿勢
  • 冷暖房の効きすぎ

など体の負担となることはなるべく避け、適度に休息をとることを意識しましょう。

安定期だからといってくれぐれも無理はせず、仕事と上手に付き合っていきましょう。

次に、妊娠18週目にやっておきたいことについてご紹介していきます。

3. 妊娠18週目にしておきたいこと

妊娠18週目にしておきたいことは以下の2つです。

  1. 旅行などの大きなイベント
  2. 胎教を始める

それぞれを詳しくご説明します。

3-1. 旅行などの大きなイベント

前述の通り、妊娠18週目は心身ともに最も安定する時期です。

  • 旅行
  • 引っ越し
  • ウエディング

などの大きなイベントはこの時期に行いましょう。

また、美容室でのヘアカラーや歯科医院での施術など、長時間同じ姿勢でいなければならないこともこの時期がおすすめですよ。

おなかが大きくなってから後悔することのないよう、やりたいことはこの時期に済ませておいてくださいね。

3-2. 胎教を始める

赤ちゃんの聴覚が発達し始める妊娠18週目頃は、「胎教」を始めるのにおすすめの時期だといわれています。

胎教とは、音楽を聴いたり絵本を読み聞かせたりして、おなかの赤ちゃんに良い影響を与えようとすることです。

具体的な胎教の方法は以下の通りです。

胎教の方法
◆音楽を聴く
クラシックやオルゴールの曲が良いとされています。お母さん自身がリラックスできる曲を選びましょう。

◆絵本の読み聞かせをする
童話など、シンプルなお話がおすすめです。

◆たくさん話しかける
簡単な挨拶など、積極的に話しかけるのがおすすめです。優しくゆっくりと、毎日話しかけてあげてくださいね。

◆おなかをなでる
愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンが分別されます。

◆軽くおなかをたたく
胎動を感じ始めたら赤ちゃんに呼びかけるつもりでおなかを軽くたたき、コミュニケーションをとってみましょう。

胎教は科学的に効果が証明されているわけではありませんが、お母さん自身がリラックスするためのつもりで、積極的に赤ちゃんとコミュニケーションをとってみてくださいね。

4. お父さんや周りができること

だんだんとおなかが大きくなり、姿勢や体調など様々な変化が表れ始める妊娠18週目には、お父さんや周りの人がサポートしてあげることが大切です。

お父さんや周りの人が気をつけるべきポイントをまとめました。

◆家事のお手伝い
重いものを持たせるのは避けましょう。おなかの圧迫や骨盤の開きにつながる可能性があります。

◆ささいな気遣い
歩くペースを妊婦さんに合わせるなどのささいな気遣いが大切です。

周りの積極的なサポートで、妊婦さんの負担を少しでも減らしてあげてくださいね。

5. まとめ

いかがでしたか?
妊娠18週目で押さえるべきポイントをまとめました。

【注意すべきトラブル】
・子宮筋腫の症状悪化
・貧血や立ちくらみ
【日常生活のポイント】
・マタニティスポーツを始める
・しっかり睡眠をとる
・からだの負担になることを避ける
・マタニティウェアを着用する
・乳房と妊娠線のケアを継続して行う
【食生活のポイント】
・栄養バランスを意識する
・鉄分を多めにとる

また、今月の症状についてもっと知りたい人は以下の記事をぜひチェックしてみてください。

押さえるべきポイントに注意して、快適なマタニティライフを過ごしてくださいね。