昔よりたるんでしまった自分の顔を鏡で見るたび、なんだか落ち込んでしまいますよね。
ですがそもそも、どうして顔はたるんでしまうのでしょうか。

今回は、肌のメカニズムから日頃の生活習慣にいたるまで、さまざまな角度からたるみを引き起こしてしまう原因について解説します。

顔がたるむ原因をしっかり知ることが、効果的な改善や予防にもつながりますよ。
日頃の意外な行動がたるみを引きおこしていたりもするので、生活習慣の改善にも役立ててくださいね。

1. たるみとは

たるみとは、顔の皮膚や脂肪が重力に負けて下がってしまった状態のことです。顔に現れるたるみには、以下のような種類があります。

  • たるみ原因
《涙袋ライン》
目の下の涙袋がたるんで出来るシワ。
《ゴルゴ線》
目の下から頬を斜めに横切るように現れるへこみ。
《ほうれい線》
口の両側に現れる深いシワ。
頰全体の皮膚と脂肪がたるんで下がり、口元の皮膚との間に格差によって出来る。
《マリオット線》
ほうれい線のさらに下にできるたるみジワ。60代以降に多い。
《二重あご》
フェイスラインの皮膚がたるみ脂肪を支えられなり、だぶついて見える状態。

このような症状はすべてたるみによるもの。
特にほうれい線やゴルゴラインは、比較的若い年齢でも出やすいたるみです。 

では、どうして「たるみ」が引き起こされてしまうのでしょうか?

2. たるみの原因

皮膚や筋肉が重力に負けて起こってしまう「たるみ」ですが、その原因は、大きく以下の5つに分けられます。

主なたるみの原因
①肌弾力の低下
②紫外線によるダメージ
③表情筋の衰え
④まちがった生活習慣
⑤食生活の乱れ

自分に当てはまるものはありましたか?
このようにたるみを引き起こす原因はさまざまあるのです。

次からは、これらの原因について詳しく解説していきます。

原因① 肌弾力の低下

たるみの原因の1つ目はコラーゲンなど肌弾力を保つ成分の減少と老朽化です。

私たちの肌は、表面側の「表皮」とその下の「真皮」のふたつからできています。真皮層は、

  • コラーゲン
  • エラスチン

という線維状の2つのタンパク質で構成されています。これらが皮膚を内側からしっかりと支えることで、肌の弾力が保たれているのです。

ですがコラーゲンやエラスチンは細胞ではなく「線維」のため生まれ変わることがなく、加齢によってだんだんと老朽化してしまいます。

さらに、新たに生み出される量も加齢と共に減少していくので、その結果皮膚や皮下脂肪を支えられずたるみが起こってしまうのです

そんな肌弾力の低下を改善するスキンケアについてはこちらで解説しています。

原因② 紫外線によるダメージ

たるみの原因の2つ目は、「紫外線によるダメージ」です。というのも、紫外線はその波長の長さによって、

  • UVA(紫外線A波)
  • UVB(紫外線B波)
  • UVC(紫外線C波)※地上にはほとんど届かない

という3種類に分けることができ、そのなかでも「UVA」は紫外線のなかでもっとも波長が長く、肌の内部まで到達してきます。

そうして真皮にまで届いたUVAが、コラーゲンやエラスチンなどを作り出す「繊維芽細胞」という細胞にダメージを与えてしまうのです

線維芽細胞がダメージを受けると、コラーゲンやエラスチンなどの生成量が減ってたるみの原因になったり、これらを壊す活性酵素が増えて肌のハリが失われたりしてしまいます

そのため、紫外線対策のケアをしっかり行うことが大切です。詳しい紫外線ケア方法についてはこちらで解説しています。

原因③ 表情筋の衰え

顔がたるむ原因の3つ目は、「表情筋の衰え」です。

表情筋とは皮膚についている筋肉で、画像のようにたくさんの種類にわかれ、それぞれが皮膚を支えています。

この筋肉が衰えると皮膚や皮下脂肪を支えられなくなり、たるみが起きてしまいます。そのなかでも特に、以下の筋肉が顔のたるみに直結しています。

顔のたるみに直結している表情筋
①口元のたるみ・・・口輪筋
②目元のたるみ・・・眼輪筋
③頰のたるみ・・・頰骨筋

また表情筋は使わないとどんどん衰えていくので、加齢以外でも

  • 普段あまり表情に変化がない
  • デスク作業が多い

などにあてはまる人は衰えやすいため注意が必要です。そんな表情筋を鍛えられるエクササイズは、こちらをご覧ください。

原因④ まちがった生活習慣

日ごろ無意識で行っている生活習慣にも、たるみを引きおこすさまざまな原因があります。なかでも、

・姿勢の悪さ
・口呼吸
・睡眠のとり方
・むくみ

という生活習慣が、やがてたるみへと繋がってしまいます。では、どうしてこれらがたるみを引き起こしてしまうのでしょうか?

◆姿勢のわるさ

姿勢が悪いとついつい猫背になってしまいますよね。

背中と顔は背骨やリンパ線で繋がっているため、猫背になると二重アゴやフェイスライン・頬のたるみ等の症状を引き起こすので、なるべく正しい姿勢を心がけましょう。

こんな人は要注意!
・読書やPC作業で長時間同じ姿勢でいる
・運動不足

◆口呼吸

普段無意識でしている人も多い「口呼吸」も、たるみの原因のひとつです。

口が半開きの状態は、口輪筋など口まわりの筋肉が締まらず常に緩んでいる状態です。この口呼吸が定着すると次第に筋肉が衰えていき、顎や頰のたるみを引き起こしてしまいます

さらに口呼吸を続けると、少しでも呼吸しやすいようにと自然と体が猫背にもなり、よりたるみが悪化しますので、なるべく鼻で呼吸をするように意識しましょう

◆睡眠のとり方

睡眠をとる時に、

  • 睡眠時間が6時間以下と短すぎる
  • 寝る前にカフェインを摂ったりスマートフォンを触ってしまう
  • 横を向いたり、高いまくらを使用している

ということに当てはまる人は気をつけてください。
これらもたるみを引き起こす原因となります。

睡眠時間が6時間以下になると、成長ホルモンが十分に分泌されません。この成長ホルモンは、肌の再生を促す物質なので、この成長ホルモンが分泌されないと、肌の老化を招いてしまいます。
 

 また、睡眠が深い眠りはじめの3時間でいかに良質な睡眠をとれるかも肌の再生にはとても大切です。

ですが、眠る直前に

  • カフェインを摂取
  • スマートフォンの操作

などといったことをすると脳が興奮してしまい、このあと質のいい睡眠はとれません。
さらに、眠るとき横を向いていたり高いまくらを使用していると、骨盤が歪み顔の皮膚も下がるのでたるみを引き起こします

寝る前はなるべく脳に刺激を与えないようにし、また自分の首にあった枕を使用するようにしましょう。

たるみを引き起こす睡眠時にNGなことまとめ
・睡眠時間が6時間以下
・眠る前にカフェインやスマートフォンの操作などで脳を興奮させている
・眠るときに横を向いたり高いまくらを使用している

◆むくみ

日々の生活で気になる「むくみ」も、放っておくとたるみに変わってしまいますが、その原因は以下のふたつです。

  • むくみによって老廃物がたまることで皮膚が伸び、たるみになる
  • 溜まった老廃物が新陳代謝を妨げ、通常よりも早く老化を促進させる

また顔のたるみは、リンパの流れも関係しています。

リンパの流れが悪くなり顔がむくむことで、皮下脂肪が顔のたるみとして定着してしまうのです。

むくみの原因や対策など、さらにむくみについて興味のある方は、こちらの「足の太さの原因|簡単ケアで解消する3つの方法」をご覧ください。

原因⑤ 乱れた食生活

乱れた食生活や、まちがった食事の摂り方をすることもたるみを引き起こす原因になります。特に、

  • 炭水化物メインの食事
  • 野菜だけの食事

こうした食事の取り方は肌の老化を早め、たるみを引き起こしてしまいます。

◆たるみを引き起こす「糖化」のメカニズム

炭水化物がメインの食事は糖質が多すぎます。

そうして糖質を摂りすぎると、タンパク質や脂質が糖と結びついて「糖化」という現象が起きます。するとコラーゲン同士がくっついてしまい肌弾力が失われ、たるみを引きおこしてしまうのです。

また、ダイエットや健康のために野菜ばかりの食事をしていると、体重は落ちてもタンパク質が不足しているため筋肉がつきません。

皮膚を支えてくれる筋肉がなければ、皮膚は下にさがり、たるみとなってしまうため、適度な運動やエクササイズで筋肉を保つことが必要なのです。

◆たるみの原因まとめ

ここまでに挙げた「たるみ」を引き起こす原因を、以下にまとめました。

たるみの主な原因
①肌弾力の低下
②表情筋の衰え
③紫外線によるダメージ
④姿勢や口呼吸などの生活習慣
5炭水化物のみや、野菜のみの食事

加齢や紫外線以外にも、日常に行っているさまざまな行動が、顔をたるませてしまっているんですね。

では、そんなたるみを改善するにはどうしたらいいのでしょうか?

3. たるみを改善する方法

顔が老ける一番の要因となるたるみ。
ここでは、そんなたるみを解消する方法を5つのポイントからご紹介します。

3-1. スキンケア

スキンケアで大切なのは、減少してしまった肌内部のコラーゲンを守り、生成を促すこと。

そのために効果的なのはこれらの成分です。

たるみに効果的な美肌成分の一例
《ビタミンC誘導体》
純粋なビタミンCよりも肌への浸透を良くしたもの。
シミ・シワ・毛穴などに広く効く。

《ナイアシン》
肌の代謝をよくして肌のハリをアップさせる効果がある。
肌が弱いひとでも安心して使える。

《レチノール》
ビタミンAの一種で肌のコラーゲンを増やす作用がある。
肌が弱い人は赤みが出ることがあるので注意が必要。

このなかでもビタミンC誘導体は化粧水に含まれていることが多いので、取り入れやすい成分と言えます。

またこの他にもたるみに有効な成分はさまざまにありますので、色々と調べてみるのがオススメです!

おすすめ!FUJIFILM「ASTALIFT ローション」

FUJIFILMの「ASTALIFT ローション」は、ビタミンC誘導体と同じく、肌の老化防止に効果のあるアスタキサンチンが含まれています。
さらに三種のコラーゲンも配合されているので、肌のハリが気になる人にはぴったり。

手で馴染ませるようにつければ、肌が吸い付くようにしっとりするのが実感できます。

確実にシワやフェイスリフト効果があります
読者’s COMMENT
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これらの成分を含むスキンケアアイテムを使うことで、コラーゲンやエラスチンの生成を促し肌のハリをアップさせましょう。

たるみを解消するためのスキンケアについては別記事で解説しますので、ぜひチェックしてくださいね。

3-2. メイク

メイクはたるみ根本からの改善にはなりませんが、その方法を工夫することによって見た目の印象はかなりカバーすることができます。

たるみをカバーするメイクPOINT
シェーディングでフェイスラインをスッキリさせる
ビューラーでまつ毛をもちあげ、まぶたが上がったように見せる
・高い位置にチークやハイライトをのせ、視線を高い位置にもってくる
・口角にハイライトをのせ
下がった口角をあげる

シェーディングやハイライトを使って顔を立体的に見せると、ハイライトやチークによってあげたラインが強調され、たるみが目立たなくなります

3-3. 表情筋を鍛えるエクササイズ

たるみを改善する方法としては、「表情筋のエクササイズ」も挙げられます。

表情筋は使わないとどんどん衰えていくため、根気よくエクササイズを続けることが大切です。継続すれば顔のリフトアップが期待できますよ。

ここでは、たるみに効果的なエクササイズを3つご紹介します。

◆口まわりのたるみに効果的「ペットボトルエクササイズ」

ペットボトルエクササイズのやり方
①500mlのペットボトルに少量水をいれる。
②唇の力だけでペットボトルを持ち上げ10秒キープ。これを3セット。
※慣れれば少しずつ水の量を増やしていく。

◆目元のたるみに効果的「ピースエクササイズ」

  • たるみ原因
ピースエクササイズのやり方
①中指を目頭・人差指を目尻においてピースしたような状態にする。
②そのまま黒目だけ上へ向ける。
③下まぶたを引き上げ目を細めた状態で10秒キープ。これを3セット。
※下まぶたを引き上げるとき、頰に筋肉は動かなさいようにする。

◆ほうれい線やフェイスラインに効果的「舌まわしエクササイズ」

舌回しエクササイズのやり方
①口を閉じた状態で、自分の舌で上の歯茎の左側から右側へゆっくりと動かす。
②次に下の歯茎の右側から左側に舌を動かす。
③一周したら1回とカウントし20回行う。
④逆回りも20回行う。
⑤左右それぞれ20回ずつを1セットとし、一日3セット行う。

これらのエクササイズを毎日行い継続させることが大切です。

3-4. 紫外線ケア

紫外線を浴びると肌の弾力を保つコラーゲンがダメージを受けてしまいます。
以下のポイントに注意徹底的にケアして紫外線を防ぎましょう。

POINT①日焼け止めは表示量通りに使う

べたつくのが嫌でついつい薄めに塗る人が多いですが、日焼け止めは塗る量が半分になると、その効果は1/4まで落ちてしまいます。

  • 乳液タイプなら500円玉サイズ
  • クリームタイプならパール2つ分

が一回分の量の目安なので、参考にしてみてくださいね。。

べたつくのが嫌なひとは、さらっとしたジェルタイプもありますので、自分に合うものを見つけて正しい量の使用を心がけましょう。

POINT②ファンデーションはパウダータイプ

ファンデーションは、リキッドタイプよりもパウダータイプのほうがUV効果が高くなっています。というのも、パウダーの微粒子が肌にのることで、紫外線を乱射反射して肌を守ってくれるため。

洗濯物などでちょっと外に出る時も、フェイスパウダーを塗ってあげると素面のまま外にでるよりもしっかりとUVケアができますよ。

POINT③365日UVケアを怠らない

紫外線が強い春〜夏以外はUVケアをサボりがちですが、秋〜冬も気を抜かずにケアする必要があります。

紫外線は肌に蓄積されていくものなので、いくら紫外線が弱い季節でも、そのダメージは少しずつ溜まっていき肌の老化を招いてしまいます。

効果的なUVケアのポイント
・日焼け止めは表示通りの量を使う
・ファンデーションはリキッドよりパウダータイプがUVケア効果が高い
・UVケアは365日怠らない

3-5. たるみを改善する食べ物

たるみの改善には、食べものによる体の中からのケアも重要です。

たるみの改善に効果がある日常的に食べやすい身近な食材とその効果は以下の通りです。

  • 大豆食品(みそ、豆腐など):イソフラボンが肌の保湿機能、老化防止
  • 玉ねぎ:ポリフェノールが血行を促進してたるみを解消、コラーゲンの生成を促進
  • きゅうり:アミノ酸が新陳代謝を高め、むくみを解消

特に大豆食品は種類も多いので摂取しやすいかと思います。工夫して毎日何かしら食べるのが理想ですね。

4. まとめ

たるみの原因をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
正しい原因を知ることで、日頃意識すべきこともわかりますよね。
最後にもう一度、たるみの原因をまとめておきます。

たるみの原因まとめ
・肌弾力の低下
・表情筋の衰え
・紫外線によるダメージ
・姿勢や口呼吸などの生活習慣
・炭水化物のみや、野菜のみの食事

これらの原因にたいしてひとつずつ対策をしていき、肌のリフトアップを目指しましょう。