日焼け止めには様々な種類がありますが、なかでも軽い使用感で人気がある「日焼け止めジェル」。
ただ「ジェルタイプの使い方がよくわからない」「ジェルタイプだとUVカット作用が弱くなるの?」などという方も多いのでは?
そこでここでは、日焼け止めジェルの使い方に加えて、
- 日焼け止めジェルの特徴
- おすすめの日焼け止めジェル
- 日焼け止めジェルの注意点
…などをご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
先におすすめの日焼け止めジェルが知りたい人は「2.おすすめの日焼け止めジェルTOP3」からジャンプしてチェックしてみてくださいね。
Outline
1.日焼け止めジェルの選び方
最初に、日焼け止めジェルの特徴から、自分に合うアイテムの選び方までをご紹介していきます。
1-1.日焼け止めジェルの特徴

ジェルタイプの日焼け止めには、以下のような特徴があります。
・べたつかないサラッとしたつけ心地
・伸びがよく、少量でも広範囲に使える
・石けんで簡単に落とすことができる
・白浮きせず、化粧下地としても使用可能
・汗や水で落ちやすく、こまめな塗り直しが必要
こうしたことから、ジェルタイプの日焼け止めは以下のような人におすすめですよ。
- 日焼け止め特有のべたつきが苦手
- 時間をかけずにサッと全身に塗りたい
- 日焼け止めの白浮きが気になる
では、自分に合った日焼け止めジェルはどのように選べば良いのでしょうか?
1-2.日焼け止めジェルの選び方
ここからは、自分に合った日焼け止めジェル選びのポイントを2つご紹介します。
①目的にあったSPF/PA数値を選ぶ
日焼け止め選びでは、使うシーンに合ったSPF/PA値のものを選びましょう。

「SPF/PA値」とはUVカット効果の強さを表す数値で、この数値が高いものほど効果は強まりますが、そのぶん肌への負担も大きくなります。
いたずらにお肌の負担を増やさないよう、以下を目安に購入・使い分けしてみてくださいね。
- お買い物など1時間くらいの外出
→SPF10~30 - レジャー・運動会など2時間以上の外出
→SPF30~50
生活スタイルや肌質に合わせて数値を選ぶと、お肌を守りながらしっかり日焼け対策ができますよ。
・SPF
…紫外線B波を受けて赤くなる(サンバーン)までの時間をどれだけ引き延ばせるかの数値で、10~50+まである。
・PA
…紫外線A波を受けて黒くなる(即時型色素沈着)までの時間をどれだけ引き延ばせるかの数値で、+~++++まである。
ちなみにジェルやクリームなどのタイプによってUVケア効果に差が出ることはありません。UV防止力の強さはあくまで「SPF/PA値」を基準に判断しましょう。
②アルコールフリーのものを選ぶ

ジェルタイプの日焼け止めはサラッとした使用感を実現するため、アルコールが多く含まれているものがあります。
お肌への刺激を減らすには、アルコールフリーのものを選ぶのがおすすめですよ。
敏感肌さん・お子さんと一緒に使うお母さんなどは、
- 無香料
- 無着色
- パラベンフリー
…といった、肌の刺激になりにくいアイテムを選ぶとよいですね。
特に肌が敏感な人は、使用前に腕などでパッチテストを行うのがおすすめです。
紫外線は暑い時期だけでなく年間を通して降り注いでいます。一年中使い続けられるように、価格・買いやすさ(ドラッグストアや通販で買えるなど)も選ぶときのポイントにしてみましょう。
◆日焼け止めジェルの選び方まとめ
ここまででご紹介した、ジェルタイプの日焼け止め選びのポイントをまとめました。
①目的にあったSPF/PA数値を選ぶ
お買い物など→SPF10~30
レジャー・運動会など→SPF30~50
②アルコールフリーのものを選ぶ
無香料・無着色・パラベンフリーもおすすめ
日焼け止めジェルをさがすときの参考にしてみてくださいね。
次からは、こうした選び方をもとに厳選したおすすめの日焼け止めジェルをランキング形式でご紹介します。
2.おすすめの日焼け止めジェルTOP3
数ある日焼け止めジェルの中から今回は、
- アルコールフリーでお肌の負担が少ない
- 普段使いにおすすめのSPF/PA値
- ドラッグストアなどで気軽に手に入れやすい
…という3つの基準からおすすめアイテムを厳選し、ランキング形式でご紹介します。
1位:ロート製薬「スキンアクア マイルドジェル」

ロート製薬の日焼け止めジェル「スキンアクア マイルドジェル」です。
水のような軽いつけ心地の日焼け止めで、UV防止効果はSPF30/PA+++。ショッピングからレジャーまで、様々なシーンで使えます。
- ヒアルロン酸ナトリウム
- アミノ酸
- コラーゲン
…といった保湿成分も配合しており、紫外線を防ぎながら、お肌にうるおいを与えてくれるのが嬉しいポイントです。
また無香料、無着色、鉱物油・アルコールフリーのためお子さんや敏感肌の方にもおすすめですよ。
身体にも顔にも使えるほか、化粧下地としても使えるという使い勝手の良さも魅力です。
スキンアクア マイルドジェル
◇ブランド名:ロート製薬
◇通常価格:900円(税抜) / 110g
◇買える場所:公式サイト、全国の薬局、量販店など
◇SPF/PA値:SPF30/PA+++
◇特徴:無香料、無着色、鉱物油フリー、アルコールフリー、弱酸性、アレルギーテスト済み
2位:石澤研究所「紫外線予報 UVさらさらジェル」

石澤研究所の「敏感な肌も、家族の肌も、ぜんぶやさしく守りたい」というコンセプトの「紫外線予報」シリーズから「紫外線予報 UVさらさらジェル」 です。
無色素・無香料・無鉱物油・ノンパラベン・ノンアルコール・ノンシリコンでお肌に優しく、お子さんと一緒にUVケアができるアイテムです。
さらさらとした使い心地で塗ってすぐに洋服を着ることができるため、お出かけ前のUVケアにもぴったりです。
紫外線予報 UVさらさらジェル
◇ブランド名:石澤研究所
◇通常価格:1,728円(税込)/ 250g
◇買える場所:公式サイト、全国の薬局、量販店など
◇SPF/PA値:SPF30/PA+++
◇特徴:無着色、無香料、無鉱物油、ノンパラベン、ノンアルコール、ノンシリコン、石鹸で落とせる
3位:明色化粧品 「リモリモ アウトドアUV」

明色化粧品から出ている、「リモリモ アウトドアUV」は、
- 虫よけにもなる天然アロマ成分
- オーガニックうるおい成分
…を配合した機能性日焼け止めジェルです。
UVケア効果はSPF32/PA+++で、普段使いにも、キャンプや公園などのレジャーにも最適。
石けんで落とすことができるうえ無着色、鉱物油・アルコールフリー処方のため、家族みんなで使えるのが嬉しいですね。
リモリモ アウトドアUV
◇ブランド名:明色化粧品
◇通常価格:864円(税込)/ 50g
◇買える場所:公式サイト、全国の薬局、量販店など
◇SPF/PA値:SPF32/PA+++
◇特徴:無着色、鉱物油、アルコールフリー無着色、天然アロマ成分配合石鹸で落とせる
使ってみたいアイテムはありましたか?ライフスタイルに合わせて、気になるものを選んでみてください。
3.特徴別におすすめの日焼け止めジェル

ここからはランキングには入らなかったもののおすすめなアイテムを、以下のカテゴリごとにご紹介していきます。
気になるものをチェックしてみてくださいね。
3-1.普段使い向きの日焼け止めジェル
UVケアをしながら保湿ケアも行える、普段使いに嬉しい日焼け止めジェルをご紹介します。
◆ウエニ貿易 「ママアクアシャボン UVモイストジェル FAW」

ママたちの声から生まれた、優しいシャボンの香りのコスメブランド・ママアクアシャボンの「UVモイストジェル FAW」です。
オーガニック認証のシアバター(シア脂)配合でしっかり肌をうるおしてくれるため、肌が弱い方にもおすすめですよ。
また、シリコーン、パラベン、鉱物油、アルコール(エタノール)、合成着色料不使用で肌に優しいのも特徴。親子で使うことができますよ。
ママアクアシャボン UVモイストジェル FAW
◇ブランド名:ウエニ貿易
◇通常価格:1,350円(税抜)/250g
◇買える場所:公式サイト、全国の薬局、量販店など
◇SPF/PA値:SPF32/PA+++
◇特徴:シリコーン、パラベン、鉱物油、アルコール(エタノール)不使用、オーガニック認証のシアバター(シア脂)配合、パッチテスト済み
◆Dr.Select 「ベースメイク UVジェル」

エステサロンや美容サロンへの卸売りを行っているDr.Selectの「ベースメイク UVジェル」です。
SPF30/PA+++で日常の紫外線をブロックしながら、
- マリンプラント幹細胞
- ファイトポリアミン
…という美容成分配合でうるおいを補給。スキンケア感覚でUVケアを行うことができます。
さらに紫外線だけでなく、大気汚染物質などの肌にストレスを与えるアレルギー物質もブロックしてくれますよ。
ノンケミカル処方で、敏感肌さんや乳幼児でも使いやすいアイテムです。
ベースメイク UVジェル
◇ブランド名:Dr.Select
◇通常価格:4,800円(税抜)/ 50g
◇買える場所:公式サイト(会員制)または取り扱い通販サイト
◇SPF/PA値:SPF30/PA+++
◇特徴:石油系原料不使用のノンケミカル処方素材、紫外線・大気汚染物質・ブルーライトブロック、美容成分のマリンプラント幹細胞、ファイトポリアミン配合
3-2.レジャー向きの日焼け止めジェル
キャンプやマリンスポーツなどのレジャーで活躍する、高いSPF値・ウォータープルーフタイプの日焼け止めジェルをご紹介します。
◆エミュアール「サンシールドゲル」

自然派化粧品のエミュアールから出ている「サンシードゲル」です。こちらは、
- ノンケミカルで肌への負担が少ない
- SPF40という高いUVケア効果
…という相反する嬉しい特徴を持つアイテムです。
ウォータープルーフタイプのため、敏感になりがちな方のレジャーUV対策として活躍が期待できそうなアイテムですね。
サンシードゲル
◇ブランド名:エミュアール
◇通常価格:2,700円(税込)/35ml
◇買える場所:公式サイト
◇SPF/PA値:SPF40/PA+++
◇特徴:オイルフリー、アルコールフリー、合成香料不使用、合成着色料不使用、石油系合成界面活性剤不使用
◆DHC「サンカットQ10 EX ジェル」

DHCから出ている「サンカットQ10 EX ジェル」です。
SPF50+・PA++++という高いUVカット作用を持ちながら無香料・無着色・パラベンフリーという肌への優しさも実現。また、
- コエンザイムQ10
- オリーブバージンオイル
- ヒアルロン酸
- 黄金海草エキス
…など多彩な美肌成分を配合しています。
強力なUVケアとスキンケアが両立できる嬉しいアイテムですね。
サンカットQ10 EX ジェル
◇ブランド名:DHC
◇通常価格:1,800円(税抜)/80g
◇買える場所:公式サイト、DHCストア
◇SPF/PA値:SPF50/PA++++
◇特徴:無香料、無着色、パラベンフリー、天然成分配合。
3-3.どうしても焼きたくない人の日焼け止めジェル
「値段と手間がかかっても、どうしても日焼けしたくない…」という人におすすめなのが、美容皮膚科で手に入る「ヘリオケア」です。
◆ヘリオケア 日焼け止め SPF 90ジェル

ヘリオケアのUVジェルは、ヨーロッパを始めとする海外の皮膚科で提供されている低刺激性・高UVケアの日焼け止めです。
- 高いUVケア効果
…SPF90(法改正により現表記は50+) - 肌への優しさ
…レーザー治療やピーリングの後でも使える
…という魅力を兼ね備えているのが大きな特徴。
現在日本版正規販売サイトは飲み薬タイプのみの取り扱いの為、手に入れたい人は美容皮膚科に問い合わせて入手しましょう。
皮膚科により施術料金は異なる為、お近くの取り扱い美容皮膚科に問い合わせてみてくださいね。
気になる日焼け止めジェルはありましたか?
次からは、日焼け止めジェルの正しい使い方をご紹介します。
4.日焼け止めジェルの使い方
ここからは、日焼け止めジェルの使い方についてご紹介します。
サッと全身に塗れるのが利点の日焼け止めジェルですが、正しい塗り方を心がけてみるのもおすすめですよ。
4-1.日焼け止めの正しい塗り方

日焼け止めを身体に使う場合はそのまま塗って問題ありませんが、顔に使う場合は、以下の手順を心がけましょう。
① 500円玉の日焼け止めを手の平に出す。
② 指の腹を使って顔全体にのばす。
③ 日光があたる頬骨や額などには厚めに重ね塗りする。
ただし、日焼け止めジェルは汗や水分で落ちやすいというデメリットがあります。
塗りっぱなしにせずに、2~3時間おきにこまめに塗り直すことをおすすめします。
◆使用期限を守る
日焼け止めジェルは、開封後1年を目安に使い切るようにしましょう。
品質変化を防ぐため、冷暗所で保管することが大切です。テクスチャの変化や異臭を感じたら使用をやめてくださいね。
4-2.メイク時の日焼け止めの使い方

メイク時の日焼け止めは「① 保湿⇒② 日焼け止め⇒③ メイク」の順番で使いましょう。
また、日焼け止めが乾いてからファンデーションを均一に塗るとよりUVカットが期待できますよ。
メイク直し用にはUV機能つきのパウダーを持っておくと便利です。
紫外線量がゼロになるのは夜のみ。曇りの日も雨の日も油断せずに、こまめにUVケアを行っていきましょう。
最後に、日焼け止め以外でさらに日焼けを防ぐ方法をご紹介します。
5.さらに日焼けを防ぐ方法
ここからは日焼け止めジェルに加えて、さらに日焼けを防ぐ方法をご紹介していきます。
5-1.服装で日焼けを防ぐ

日焼け対策には、服装やアイウェアに気を遣うことも大切です。
- なるべく長袖を心がける
- 首元にはストールを巻く
- 日傘をさす
- サングラスを着用する
特にサングラスは紫外線から目を守るだけでなく、目元のシミや日焼けを防ぐ役割もあります。
小さな工夫のように思えますが、こうした服装からのUVケアを少しずつでも心がけていくことがとても大切です。
5-2.食べ物で日焼けを対策する
食事にもUVケアに良い食材を取り入れて、内側からも日焼け対策をしていきましょう!

おすすめは、紫外線の影響をケアする「抗酸化物質」が多く含まれた食材です。
・トマト、ミニトマト
・アセロラ、キウイフルーツ
・にんじん、かぼちゃ
・マグロ、鶏肉・豚肉 …など
レモン、オレンジ、パセリなどは日にあたる前に摂取せず、夕食に摂りいれるのがおすすめです。
もっと詳しく知りたい方は別記事の「美白に効果的な食べ物」も参考にしてみてくださいね。
6.まとめ
最後にもう1度日焼け止めジェルの選び方をご紹介します。
- 用途にあった数値のものを選ぶ
-
アルコールフリーのものを選ぶ
また、クリームタイプ等よりも落ちやすいのでこまめな塗りなおしが必要という注意点も覚えておきましょう。
自分の目的や肌質に合わせて、日焼け止めを選んでみてくださいね。
ジェルタイプ以外の日焼け止めも気になる!という方は日焼け止めおすすめランキング2019|市販でも買える焼かない人の18選の記事も参考にしてみて下さいね。
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