老けて見える原因となる顔や首のしわ。新しく見つけてしまうととてもショックですよね。

そもそも「しわ」とはどのようなもので、何が原因でできるのでしょうか。

そこでここでは、よくできるしわの種類ごとに「原因」と「対処法」をわかりやすく解説します。また、簡単にしわを防げるエクササイズもご紹介。

ばっちり対策してふっくらハリ肌を手に入れましょう。

1.しわのメカニズム

そもそもしわとは、どのようなものなのでしょうか。

「しわ」は何らかの原因で、肌深部にある「真皮」というところにある、

  • コラーゲン
  • エラスチン
  • ヒアルロン酸

など肌のハリや弾力を保つ成分が減少してしまったことが原因です。

これらの成分を減少させた主な原因は、「皮膚の衰え」です。

本来は、ハリを保つコラーゲン・エラスチンが減ってもそれらを生み出す線維芽細胞がどんどん補充してくれています。
しかし20代以降は加齢とともに補充が追いつかなくなっていくのです。

これにより肌のハリや弾力を保てなくなり、しわができてしまうんですね。またそこによくない生活習慣が加わると、

・若いうちでもしわができやすい
・より深いしわが刻まれる

ことになります。では、しわを悪化させる身近な習慣とはどういったものなのでしょうか?

2.しわの原因

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しわを作る身近な7つの原因は以下の通りです。
この中のいくつかが合わさり、しわを作っていることが大半です。

しわを作る身近な7つの原因
①乾燥
 乾燥すると小じわができ、放置すると悪化し深いしわになってしまいます。
②紫外線
 日光によって活性酸素が発生して皮膚の老化が進みます。
③ストレス
 女性ホルモンのバランスが崩れ、しわが出来やすくなります。
④喫煙
 血行不良を招いて肌に酸素や栄養がいきわたりにくくなり、コラーゲンの再生を妨げます。
⑤食生活の乱れ
 ダイエットや偏食によりたんぱく質が不足することで、肌のハリが失われ、しわができます。
⑥睡眠不足
 ターンオーバー(新陳代謝)が乱れて角質が荒れ、肌が乾燥しやすく、しわが出来やすくなります。
⑦間違ったスキンケア
 洗顔などで肌を強くこすると負担になり、しわが出来やすくなります。強すぎるマッサージもNG。

理想としては思い当たること全てに気を付けることですが、それでは疲れてしまいますよね。

実は、しわの種類やできる場所には特徴があります。そこで次は「種類」「場所」ごとの対策を考えたいと思います。

3.しわの種類

しわは、「表皮しわ」「真皮しわ」「表情しわ」の3種類に大きく分けられます。
表皮しわは乾燥、真皮しわは真皮のダメージ、表情しわは喜怒哀楽の表情や疲れが、それぞれ主な原因となります。

では、しわの種類ごとにそれぞれ詳しく説明していきます。

3-1.表皮しわ(小じわ・乾燥しわ)

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「表皮しわ」は乾燥が原因で出来るしわです。

目の周りや口元は、顔の中でも皮膚が薄く皮脂腺も少ない部位なので特に乾燥しやすく、すぐにしわができやすい状態なのです。この乾燥しわは一時的なものなので、

  • 化粧水や美容液による水分補給
  • 乳液やクリームによる油分補給

で消えるケースが多いです。

放置すると消えないしわに!
乾燥したままで放っておくとしわが深くなり、消すことが難しくなります。早めのケアを心がけましょう。


3-2.真皮しわ(深いしわ)

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「真皮しわ」の主な原因は、加齢や紫外線です。

額や上まぶたのくぼみ、口元などに出来ます。このしわは主にコラーゲン、エラスチンの減少によって出来るもので消すことが難しい種類です。

そこで、早めに見つけて対策を立てることが重要となります。

「引っ張って伸ばす」はNG!
しわを引っ張って伸ばそうとすると、コラーゲンが痛んでしまい、かえってしわが悪化してしまいます。体の内側からのケアを心がけましょう。

また、目元のしわが気になる方は別記事の「目の下のしわを改善するには|効果的に目元を引きしめる3つのケア」もチェックしてみてくださいね。

3-3.表情しわ

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笑ったり顔をしかめたりする、表情筋の収縮によって「表情しわ」が出来ます。

このしわは、本来一時的なもので表情を作ってもすぐに元どおりになりますが、年齢を重ねるとしわの深さが増し次第に固定されて消すことが難しい真皮しわとなります。

普段の癖もしわを作る!
もし眉間にしわを寄せるなどの癖がついている人は、それが消えないしわを作る原因のことも。早めに癖を直すことが肝心です。

では次に、できる場所別に原因と対策を見ていきます。

4.顔のパーツ別に見るしわの種類

しわの出来る場所は様々ですが、実は場所によってしわの種類や原因が少しずつ違います。ここでは顔のしわを、

  • 目元
  • 口元

に分けてそれぞれ原因と対策をご紹介します。

4-1.額(おでこ)のしわ

額(おでこ)のしわは、最も目立つしわのひとつですよね。年齢を重ねるにつれて現れやすくなりますが、最近では20代から額のしわに悩まされる人も少なくありません。

この額のしわは、大きく2種類にわけられます。

  • 横方向にできるしわ
  • 縦方向にできるしわ(眉間の間)

額は皮膚が硬いので、どちらもくっきり濃くならないうちにしっかり対策することが重要です。

◆横のしわ

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横のしわができる原因は「乾燥」「加齢や紫外線」「表情の癖」の可能性があります。
このしわができている人は、以下の項目に当てはまるものがないかを確認しましょう。

  • 目を開けるときに額の筋肉まで使う
  • 髪を結ぶなどして頭皮を強く引っ張っている
  • 紫外線対策をしていない
  • 猫背、スマホを見るなどして長時間下を向いている

深い真皮しわになってしまうと治すのはとても困難なので、当てはまった習慣を早めに改善してくださいね。

20代なら姿勢の悪さが原因のことも
20代のこのしわは、普段の姿勢の悪さが関係していることも。猫背や姿勢の悪さで老廃物がたまると顔がむくみ、放っておくと深いしわになってしまいます。

◆縦のしわ(眉間のしわ)

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眉間のしわの主な原因は「表情の癖」です。

眉間に何度もしわが寄ることで跡がつき、寄せていないときにも消えずに残るようになります。このしわができている人は、以下の項目に当てはまるものはないかを確認しましょう。

  • 肌が乾燥している
  • 視力が悪いのに、眼鏡やコンタクトを利用していない
  • ストレスが多い
  • 横を向いて寝ている

額はスキンケアを怠ってしまいがちで、乾燥しやすい部分です。深いしわになる前に保湿を徹底しましょう!
また横を向いて寝ると眉間にある脂肪が徐々に中央に寄り、しわになってしまうことも。意識して寝方を調整してみてくださいね。

4-2.目元のしわ

目元の皮膚は薄いので、引っ張ったりするとそれだけでしわが深くなる危険性があります。ここでは2種類の、

  • 目尻のしわ
  • 目の下のしわ

についてそれぞれ解説します。

◆目尻のしわ

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目尻のしわは「乾燥」「表情の癖」「深いしわ」の可能性があります。

目元は特に皮膚が薄いにもかかわらずよく動き、負担がとてもかかる部分でもあります。このしわができている人は、以下の項目に当てはまるものはないかを確認しましょう。

  • 肌が乾燥している
  • よく目をこすっている
  • スマホやパソコンを長時間使う
  • 笑ったり、目を細めたりすることが多い
  • アイラインを引くときにまぶたを引っ張っている

目尻のしわを改善するためには、眼の疲れや、まぶたへの負担を減らすことも重要です。目をよく使う時は適度に休憩を挟み、アイメイクは筆先に力を入れ過ぎないようにしましょう。

◆目の下のしわ

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目の下のしわは「乾燥」「深いしわ」の可能性があります。

乾燥が原因なら一時的なもので、化粧水や美容液による水分補給や乳液、クリームでの油分補給で消えるケースが多いです。

乾燥対策を怠ると、消えにくい真皮しわになってしまうのでしっかり保湿して対策しておきたいですね。

4-3.口元のしわ

口元のしわには3種類、

  • 細かいしわ
  • ほうれい線
  • マリオネット線

があります。口元のしわも原因は様々なのでひとつずつ確認していきましょう。 

◆細かいしわ

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 唇のまわりにできる細かい縦のしわは、「乾燥」「表情の癖」「加齢」の可能性があります。このしわができている人は、以下の項目に当てはまるものはないかを確認しましょう。

  • 肌が乾燥している
  • 喫煙をしている
  • すっぱいものを食べたり歯磨きなどで口をすぼめる癖がある

口の周りは皮膚が薄い上によく動かすので、乾燥しやすいです。普段から口元を乾燥させないようにしましょう。保湿をしても治らない場合は表情の癖や加齢の可能性が高いです。

口元は鏡でよく見える場所なので、早期発見して深いしわになる前に対策したいですね。

◆ほうれい線

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鼻から口元 にかけてできるしわを、ほうれい線といいます。ほうれい線には、浅いタイプと深いタイプの2種類あり浅いタイプは「乾燥」や「表情の癖」、深いタイプは「たるみ」によるものです
このしわができている人は以下の項目に当てはまるものはないかを確認しましょう。

  • 肌が乾燥している
  • 横向きで寝ている
  • 髪を結ぶなどして頭皮を強く引っ張っている
  • 洗顔などの際、肌を強くこすっている
  • 無表情なことが多い
  • 口を半開きにしていることが多い

乾燥によってできる表皮しわには保湿成分、表情しわには肌のハリに必要なコラーゲンやエラスチンを強化する美容液を取り入れましょう。

表情しわは表情が豊富な人ができやすいしわです。しかし無表情にしても表情筋が衰えて肌がたるみ、深いしわになってしまいます。

そこで、ほうれい線のようなものを見つけたら速やかにスキンケアを保湿重視に変えることが有効な対策です。

◆マリオネットライン

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マリオネットラインとは、唇の両脇からあごに伸びるしわのことです。このしわの原因は、筋肉・皮膚・皮下組織の衰えによる肌のたるみです。このしわができている人は、以下の項目に当てはまるものはないかを確認しましょう。

  • 横向きで寝ている
  • 髪を結ぶなどして頭皮を強く引っ張っている
  • 洗顔などの際、肌を強くこすっている
  • 無表情なことが多い
  • 口を半開きにしていることが多い

表情が乏しいと表情をつくる筋肉が衰え、お肌がたるみしわになりやすいんですね。
マリオネットラインの予防・改善には、表情筋を鍛えることが一番です普段から口はしっかり閉じ、表情に緊張感を持たせるだけでも表情筋を鍛えることができますよ。

5.効果的なしわ対策

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新しいしわを増やさないためには、日々の習慣に加えてこんなしわ対策も行うとより効果的です。
ここではそんなおすすめのしわ対策4つをご紹介します。

5-1.スキンケアで有効成分を取り入れる

しわの主な原因のひとつは、コラーゲンやエラスチンの減少です。そこで、これらを増やしてくれる成分をスキンケアで取り入れたしわ対策をしましょう!

◆代表的なしわ有効成分 

  • ビタミンC誘導体
    純粋なビタミンCよりも浸透を高めた成分です。「リン酸アスコルビル酸」「パルチミン酸リン酸アスコルビル」などと表示されています。
    化粧水に配合されたものがおすすめです。
     
  • レチノール
    ビタミンAの一種でコラーゲンを増やす作用が強いですが、肌が弱い人は赤くなることも。初めは2~3日に一度のペースにすると安心です。
     
  • AHA
    角質を取り除くピーリング成分で「グリコール酸」「乳酸」「フルーツ酸」などが相当します。
    しかし角質の取りすぎは肌トラブルにつながるので週に1回まで、肌の調子で減らすなど、お肌と相談して調整しましょう。
     
  • ナイアシン
    肌の代謝を活性化し、肌にハリをもたらす効果があります。肌への刺激が少ないので敏感肌の方にもおすすめの成分です。
     
  • 抗酸化成分
    体内で発生する活性酸素が肌の老化を招くので、それを除去する抗酸化成分が有効です。「カテキン」「リコピン」「油溶性甘草エキス」「オウゴンエキス(漢方薬)」などを美容液や食品で取り入れると良いですね。

抗酸化力のある食品は、次の節で詳しくご紹介します!

5-2.食べ物でしわを対策

体内で発生する活性酸素が肌の老化を招き、しわをできやすくします。
そこで活性酸素をとりのぞく、抗酸化成分を食事で取り入れましょう。

主な抗酸化成分は「ビタミンA・C・E」「ポリフェノール」「カロテノイド」の3つに大きく分かれます。

◆ビタミンA・C・E

ビタミンA・C・Eは、酵素によって処理しきれない活性酸素の働きを抑える抗酸化物質のひとつとして注目されています。「ビタミンエース(A・C・E)」と覚えてください。

  • ビタミンA:鶏・豚・牛レバー、にんじん、春菊など
  • ビタミンC:キャベツ、れんこん、カリフラワーなど
  • ビタミンE:アボカド、かぼちゃ、玄米、植物油、大豆など
POINT
「ビタミンA(のもととなるβ-カロテン)」と「ビタミンC」の両方を効率的に摂るには、小松菜やブロッコリーなどの緑黄色野菜がおすすめ

◆ポリフェノール

光合成によってできる植物の色素や苦味成分で、いずれも美容とアンチエイジングに効果のある強い「抗酸化力」を持っており、しわの改善に効果的です。

以下に、ポリフェノールの代表的な成分と含まれている食材を紹介します。

  • アントシアニン:ブルーベリー、紫芋など
  • リグナン:ごまなど
  • タンニン・カテキン:緑茶
  • 大豆イソフラボン:納豆などの大豆製品
POINT
ココアやチョコレート、ワインにもポリフェノールが含まれていますが、取りすぎには注意です!

◆カロテノイド

天然の色素です。眼病や生活習慣病などをはじめとする疾病の予防に効果的な栄養素として知られています。

  • β-カロテン:ニンジン、カボチャ、ホウレンソウ、ブロッコリーなど
  • アスタキサンチン:鮭、えびなど
  • リコピン:トマトなど

普段から食べているものはありましたか?
緑黄色野菜を中心に、これら「ビタミンA・C・E」「ポリフェノール」「カロテノイド」を効率よく摂ってしわを対策していきましょう!

5-3.入浴後の簡単マッサージ

日ごろからマッサージを行っていると、しわの対策や予防につながります。肌はとてもデリケートなので、優しく行うように心がけましょう。

◆方法

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マッサージ専用のクリームを塗り、顔の中心から外側へ、したから上に向かって、しわの方向と垂直に手を動かします。
マッサージは、入浴後の皮膚が柔らかくなっている状態で行いましょう。

◆マッサージの作用

・皮膚の血液、リンパ液の循環の促進
・表皮の新陳代謝を盛んにする
・皮膚の抵抗力を増す
・汗腺や皮脂腺の働きを盛んにする
・皮膚呼吸を盛んにする

POINT以下の症状が出ている場合は逆効果に...
・皮膚にほてりやかゆみがあるとき
・にきびなどの吹き出物が多いとき
・日焼け後などの、肌が敏感になっているとき
・肉体的、精神的に疲労しているとき

5-4.顔の筋肉トレーニング

たるみからくるしわの対策には、表情を作る筋肉である表情筋を鍛えるトレーニングが有効です。

表情筋を鍛える方法として、様々なものがネットなどであげられていますが、口を大きく開けるなど、表情を大きく動かすトレーニングは、表情しわを深めてしまい、逆効果になる恐れがあります

ここでは、無理に表情を作らずにできる顔の筋肉トレーニングを2つご紹介します!

①舌ぐるぐる筋トレ

口を閉じた状態で、舌をぐるぐる回します。これにより、表情筋が鍛えられ、血行も促進されます。また、顎まわりも鍛えられるのでフェイスラインがすっきりして、小顔効果も期待できます!

回す場所としては、上顎、頬、歯と唇の間の3箇所ですが、厳密に決まっているという訳ではありません。右回り、左回りをバランスよく行いましょう。一回につき3~5分を目安に、空いた時間で行いましょう。

力の入れ過ぎに注意!
舌に力を入れ過ぎてしまうと、歯で舌を傷つけてしまったり、強く皮膚を伸ばしてしまって逆効果になってしまいます…

②ペットボトル筋トレ

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500mlのペットボトルに少し水を入れて唇だけでくわえて持ち上げ、そのまま10秒キープします。これを3回くり返します。

水の量で重さを調節
水を入れたペットボトルを持ち上げるのはキツいという方は、空のペットボトルから始め、慣れてきたら少しずつ水の量を増やしてみましょう。

また、別記事の「しわ対策のスキンケア|簡単にできて効果がわかる8つの改善法」ではしわの対策方法についてもっと詳しく解説していますので、参考にしてみてくださいね。

6.まとめ

しわの原因は一つではありません。
乾燥、紫外線、日々の生活の行動がしわのもとになっていることを覚えておきましょう。

また、真皮しわ(深いしわ)になってしまうと消すことが難しくなってしまいます。

有効成分やマッサージ、表情筋のトレーニングを生活に上手に取り入れて早めの対策を心がけましょう。